2009年01月20日(火)
インド製糖所協会幹部、砂糖生産見通し引き下げ
[砂糖]
インド製糖所協会幹部は20日、2008/09年度の国内砂糖生産見通しを従来の1950万トンから1800万トンに引き下げた。政府が見越す1880万トンも下回り、また協会の最新予測は前年比較で31.6%減少になる。下方修正の理由は砂糖きびジュースからの生産ダウンという。しかも、今回の見通しは南部の生産状況を反映しておらず、後で一段と引き下げる可能性があるとしている。
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2009年国際砂糖価格上昇見通し・ザルニコフ
[砂糖]
国際商社ザルニコフは20日、2009年の国際砂糖価格上昇見通しを示した。インドやパキスタン、イランなどの生産減少、欧州は輸出から輸入にシフトしていることが価格を押し上げるとの見方である。また、ブラジルでは製糖所の資金繰り問題による影響も指摘。同社は経済見通しが振るわない中での価格上昇を見込んでいることについて、2006年のインドやブラジルによる供給ダウン、欧州連合の砂糖改革で値上がりした経緯を取り上げた。
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2008年トルコ穀物生産、前年比3.2%増
[穀物・大豆]
トルコ通信社IHAによると、同国農相は2008年の国内穀物生産が前年比3.2%増えたことを明らかにした。2007年に13.9%落ち込んだのから回復し、約1775万トンにアップ。同相は2009年もさらに生産が上向くのを見込んでいるとも報じた。
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ロシア、欧州向け天然ガス供給を再開
[エネルギー]
ロシアのガスプロムは20日、ウクライナを経由した欧州向けの天然ガス供給を再開したことを明らかにした。以前の量にまで供給が回復するには2日間を要するという。ウクライナ側もパイプラインにガス供給が戻ってきたことを確認している。
これはロシアのプーチン首相とウクライナのティモシェンコ首相が週末にガス問題で合意に達したことを受け、19日にガスプロムとウクライナのナフトガスがガス供給に関する10年契約に署名したことを受けてのもの。ウクライナは今年度ガス価格の20%割引を受ける一方、2010年以降は市場価格でロシア側に料金を支払う。一方、ガスプロムはウクライナに対し、欧州向けガスの通過料として昨年度と同じ100キロメートルにつき1,000立方メートル1.7ドルを支払う。
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2009年01月16日(金)
IEA、世界石油需要見通しを前月から100万バレル引下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は16日に発表した月報で、09年度の世界需要を前月から100万バレル引き下げた。需要はこれで08年度、09年度と 1982-83年以来で2年連続して前年比マイナスとなる。供給面ではOPECの生産量が11月に日量3,090万バレルと前月から33万バレル減少した。
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インフォーマ、2009年の米大豆作付見通し引き下げ
[穀物・大豆]
米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスが2009年の米大豆作付について8080万エーカーと見通していると伝えられている。昨年12月に見越していた8146万エーカーから引き下げたことになる。ただ、11月時点での見通しは上回り、前年からも増加の見方は変わらない。
報道によると、インフォーマはコーン作付を8270万エーカーになると見通している。大豆とは対照的に前月時点での見通し8229万エーカーより引き上げで、しかし、11月時点での予測や2008年の作付と比べると低い。
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インド政府、砂糖輸出で規制
[砂糖]
インド政府は砂糖輸出の規制に踏み切った。政府声明によると、1月1日付で製糖所に出荷前の認可取得を義務付けるという。2008/09年度の砂糖生産が過去2年間に比べて著しく縮小する見通しから規制強化にいたった模様。ただ、輸入した粗糖ベースの砂糖再輸出は対象外という。
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1月のロイター/ミシガン大消費者指数 61.9、予想上回る
[経済指標]
1月のロイター/ミシガン大消費者指数速報値は61.9となった。前月の60.1より上がって4ヶ月ぶりの高水準。市場予想も上回った。6ヵ月後を占う期待指数は前月の54.0から57.2に上昇。一方、現状指数は69.2で、これは前月に69.5だったのを僅かに下回る。
インフレ予測は1年後が前月の1.7から2.0に上昇した。5年後も一ヶ月前に比べて0.4ポイント高い3.0である。
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12月CPIは0.74%下落、予想やや下回る前月比マイナス
[経済指標]
米労働省が発表した2008年12月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.74%下落した。前月に1.68%と1947年に始まった調査史上最も大きな落ち込みとなったのからペースは大きく鈍化。市場予想もやや下回る前月比マイナスだった。それでも、これで5ヶ月連続ダウンでであり、また12月のCPI は前年同月と比べると0.09%低下。1955年8月の指数が前年割れとなって以来だ。
エネルギーが8.32%下がった。CPI同様に 5ヶ月続けて前月比マイナスで、しかし前月の半分以下の値下がりにとどまった。ガソリンが17.18%下落し、ガス・電力は0.04%のマイナス。いずれも前月から下げ渋った。12月のエネルギーは前年同月に比べると21.90%ダウンとなる。1968年からの記録に前年比較で2割以上下げた月は見当たらない。
食品は0.03%下落し、前月を下回ったのは2004年1月以来である。野菜・果物が2%強落ち、乳製品、肉・魚・卵なども再び下がった。反面、砂糖および甘味料、食用油はいずれも約1%の上昇。
変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は0.02%下落となった。極めて小幅ながらも前月からダウンであり、10月に1982年12月以来のマイナス転落を記録して以来。0.1%上昇との事前見通しに反する格好だ。また、12月のコアは前年同月比1.74%上昇。コアの前年比伸び率が2%以下になったのは2004年8月以来である。
コア部分では、アパレルが0.94%とマイナス転落し、特に婦人服の値下がりが著しかった。ホテル宿泊料金が3ヶ月連続マイナス。しかし、0.76%と前月よりスローダウンした。航空運賃が1.25%のマイナス。4ヶ月連続下落で、ただ12月はこの間で最も小幅の下げだった。新車価格は0.40%下がり、5ヶ月連続の下落。なお、ガソリンなども含めて運輸・交通セクターが4.42%下落で、11月にほぼ1 割の過去最大の落ち込みを記録したのからは緩やかな値下がりにとどまった。
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