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2009年01月06日(火)

FOMC、景気下振れリスク極めて高いと判断・議事録
 [経済指標]

米連邦準備理事会(FRB)が6日に発表した2008年12月15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、景気の下振れリスクが極めて高いとの判断から大幅利下げに踏み切っていた。FRBスタッフは会合用に作成した2009年の景気見通しを大きく引き下げ。メンバーの中にも景気不振が長引くことを懸念する向きもあったという。

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米インフォーマ、ブラジル大豆生産見通し引き下げ
 [穀物・大豆]

米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスがブラジルの2008/09年度大豆生産見通しを100万トン引き下げ、 5950万トンにしたと伝えられている。米農務省(USDA)が12月時点で見越していた5900万トンより若干高い。同社はまたコーンについて従来を 240万トン下回る4980万トンに改定し、これはUSDAの見通し5450万トンと比べても少ない。

報道によると、インフォーマはアルゼンチンの大豆生産見通しを517万トンで据え置いた。しかし、コーンはブラジル同様に下方修正で、50万トンカットして2000万トンにしたといわれる。USDAの12月時点での見通しは大豆が5050万トン、コーン1800万トンだった。

Posted by 直     

12月ISMサービスは40.6に上昇、予想も上回る
 [経済指標]

米供給管理協会(ISM)によると、2008年12月の非製造業(サービス)NMI指数は40.6となった。前月に37.3と2008年1月からの算出開始より最低を更新。12月もまだ好不調の分岐点である50を下回っているが、前月からは上昇だ。また、市場予想と比べても高い。一方、ビジネス指数は 39.6で、やはり前月に過去最低の33.0となったのから上がった。

活動別指数にも水準的には縮小を意味しながら、前月を上回ったものが目立つ。新規受注が前月から4.5ポイント上がって39.9となり、雇用は31.3から34.7に上昇した。受注残が42.5、在庫49.0となり、いずれも前月比ポイント高である。輸出用受注は5ポイントと指数別に最も大幅プラスで、39.5だった。低下したのは輸入や出荷である。

価格指数が36.0となった。前月の36.6より低く、これで5ヶ月連続ダウン。また、水準的には2ヶ月連続して1997年7月に始まった調査史上最低を更新した。

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インドのエサール石油、需要減少で製油所拡張計画に遅れ
 [エネルギー]

インドのエサール石油の幹部は6日、ダウジョーンズのインタビューに答え、製油所拡張計画に遅れが生じる可能性を示唆した。金融危機や世界経済の悪化に伴い信用が収縮、石油製品の需要が世界的に落ち込んだことが背景にあるという。同社は60億ドルを投資し、石油精製能力を 3,400万トン引き上げる計画を立てていた。

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インドの2008年金輸入は前年をやや下回る、WGC幹部
 [メタル]

ダウジョーンズが伝えたところによると、ワールドゴールドカウンシル(WGC)のインド担当幹部は6日、同国の2008 年度金輸入は726トンだった前年をやや下回る水準になるとの見方を示した。年前半は価格高騰や変動の激しさを嫌気して前年の半分まで輸入が落ち込んだが、後半は安全資産としての需要が高まり前年を上回ったという。

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2009年01月05日(月)

米財務省、3年債入札での発行額引き上げ
 [金融・経済]

米財務省は5日、今週実施する入札での発行額を発表した。3年債が300億ドルで、前月から20億ドルの増額となった。 10年債は160億ドル。これは昨年11月に入札を行った銘柄のリオープンであり、初期発行時の200億ドルより少ないが、翌12月のリオープンと同じ規模である。

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米エネルギー省、新たな戦略備蓄積み増し計画を発表
 [エネルギー]

米エネルギー省は2日、戦略備蓄原油(SPR)積み増し計画を明らかにした。2005年のハリケーン「カトリーナ」と「リタ」による被害が出た際に売却した分の補充のため新たに1,200万バレルの原油を買い付けるほか、5月からは石油採掘権として石油を受け取るプログラム(RIK)によって610万バレルの積み増しを予定しているという。この他、2008年のハリケーン「グスタフ」と「アイク」の被害が出た際に貸し出した551万バレルが返却される他、昨年のRIKプログラム分でまだ納入が行われていない218万バレルの積み増しも始まるとした。エネルギー省は、こうした計画によって改めて7億 2,700万バレルの貯蔵能力一杯までの備蓄積み増しを目指す。

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11月建設支出は前月比0.64%減、予想以下の落ち込みにとどまる
 [経済指標]

米商務省によると、2008年11月の建設支出は前月比0.64%減少した。10月の前月比が速報での1.20%減から0.38%減に改定となり、この結果、11月は前月以上のペースで落ちたことになる。しかし、市場が予想していたよりは小幅マイナスだ。

11月の住宅建設支出が前月から4.07%減少した。一方、商業建設支出は1.00%増加。16ある項目のうち、保護管理・開発や電力など10項目が前月を上回った。通信、宗教など6項目は前月からダウン。

民間部門は1.47%減少した。住宅は4.19%のマイナスだが、商業施設は0.73%増に転じた。公共部門は前月から1.38%増加した。住宅1.51%、商業用1.37%と揃って前月比プラス。

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ナイジェリアのパイプライン攻撃で日量1.2万バレルの生産停止
 [エネルギー]

伊石油大手Eniの広報担当者は5日、ナイジェリア南部の油田地帯で先週金曜に石油パイプラインへの攻撃があり、日量1 万2,000バレルの石油生産が停止していることを明らかにした。稼動再開の見通しなどは明らかにしなかった。この地域では昨年末に有力武装勢力の MENDが石油施設への攻撃再開を警告していたが、今のところ犯行への関与があったかは分かっていない。

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2008/09年度世界コーヒー生産1億2850万袋に・独FOリヒト
 [コーヒー]

ドイツ調査会社FOリヒトは5日、2008/09年度の世界コーヒー生産を前年から約15%増加して1億3850万袋になるとの見方を示した。従来推定より若干低め。ブラジルが生産周期で表作にあたり、ベトナムも方策の見込みであることを理由に挙げている。一方、 2009/10年度は価格が生産意欲を高めるのに低すぎることを指摘し、生産見通しは不透明という。

リヒト社は、2008/09年度の世界消費を前年比1.1%増の1億2780万袋と見越している。平均伸び率2.2%を下回っており、世界の金融危機による影響があるとした。

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