2009年01月16日(金)
IEA、世界石油需要見通しを前月から100万バレル引下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は16日に発表した月報で、09年度の世界需要を前月から100万バレル引き下げた。需要はこれで08年度、09年度と 1982-83年以来で2年連続して前年比マイナスとなる。供給面ではOPECの生産量が11月に日量3,090万バレルと前月から33万バレル減少した。
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インフォーマ、2009年の米大豆作付見通し引き下げ
[穀物・大豆]
米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスが2009年の米大豆作付について8080万エーカーと見通していると伝えられている。昨年12月に見越していた8146万エーカーから引き下げたことになる。ただ、11月時点での見通しは上回り、前年からも増加の見方は変わらない。
報道によると、インフォーマはコーン作付を8270万エーカーになると見通している。大豆とは対照的に前月時点での見通し8229万エーカーより引き上げで、しかし、11月時点での予測や2008年の作付と比べると低い。
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インド政府、砂糖輸出で規制
[砂糖]
インド政府は砂糖輸出の規制に踏み切った。政府声明によると、1月1日付で製糖所に出荷前の認可取得を義務付けるという。2008/09年度の砂糖生産が過去2年間に比べて著しく縮小する見通しから規制強化にいたった模様。ただ、輸入した粗糖ベースの砂糖再輸出は対象外という。
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1月のロイター/ミシガン大消費者指数 61.9、予想上回る
[経済指標]
1月のロイター/ミシガン大消費者指数速報値は61.9となった。前月の60.1より上がって4ヶ月ぶりの高水準。市場予想も上回った。6ヵ月後を占う期待指数は前月の54.0から57.2に上昇。一方、現状指数は69.2で、これは前月に69.5だったのを僅かに下回る。
インフレ予測は1年後が前月の1.7から2.0に上昇した。5年後も一ヶ月前に比べて0.4ポイント高い3.0である。
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12月CPIは0.74%下落、予想やや下回る前月比マイナス
[経済指標]
米労働省が発表した2008年12月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.74%下落した。前月に1.68%と1947年に始まった調査史上最も大きな落ち込みとなったのからペースは大きく鈍化。市場予想もやや下回る前月比マイナスだった。それでも、これで5ヶ月連続ダウンでであり、また12月のCPI は前年同月と比べると0.09%低下。1955年8月の指数が前年割れとなって以来だ。
エネルギーが8.32%下がった。CPI同様に 5ヶ月続けて前月比マイナスで、しかし前月の半分以下の値下がりにとどまった。ガソリンが17.18%下落し、ガス・電力は0.04%のマイナス。いずれも前月から下げ渋った。12月のエネルギーは前年同月に比べると21.90%ダウンとなる。1968年からの記録に前年比較で2割以上下げた月は見当たらない。
食品は0.03%下落し、前月を下回ったのは2004年1月以来である。野菜・果物が2%強落ち、乳製品、肉・魚・卵なども再び下がった。反面、砂糖および甘味料、食用油はいずれも約1%の上昇。
変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は0.02%下落となった。極めて小幅ながらも前月からダウンであり、10月に1982年12月以来のマイナス転落を記録して以来。0.1%上昇との事前見通しに反する格好だ。また、12月のコアは前年同月比1.74%上昇。コアの前年比伸び率が2%以下になったのは2004年8月以来である。
コア部分では、アパレルが0.94%とマイナス転落し、特に婦人服の値下がりが著しかった。ホテル宿泊料金が3ヶ月連続マイナス。しかし、0.76%と前月よりスローダウンした。航空運賃が1.25%のマイナス。4ヶ月連続下落で、ただ12月はこの間で最も小幅の下げだった。新車価格は0.40%下がり、5ヶ月連続の下落。なお、ガソリンなども含めて運輸・交通セクターが4.42%下落で、11月にほぼ1 割の過去最大の落ち込みを記録したのからは緩やかな値下がりにとどまった。
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2009年01月15日(木)
金価格、2009年前半に過去最高更新の可能性・GFMS
[メタル]
金調査のゴールドフィールド・ミネラルサービシズ(GFMS)は15日、年次調査「ゴールドサーベイ2008」の二次改訂版を発表した。この中で、金価格が2009年前半に過去最高を更新する可能性があるとしている。投資拡大を前提にしての見通しだ。現状はファンドの売りが優勢だが、欧州や北米ではここ数ヶ月間で需要も上向いていると指摘。現行のファンド売りがなければすでに1000ドル台に回復していたはずだという。
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ストラテジーグレイン、2009/10年度EU穀物生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは15日に発表した月次市場報告で、2009/10年度の欧州連合(EU)穀物生産見通しを引き上げた。初回見通しでもある前月時点で見越していた2億9200万トンから2億9590万トンに改定。ただ、前年比は5.3%ダウンと減少の見方を維持。また、最大規模の軟質小麦についてはわずかにも下方修正した。2008/09年度穀物生産については、前月時点で3億2290万トンと推定したのから3億1240万トンに改定。
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メキシコの砂糖生産、前年比横ばい見通し
[砂糖]
メキシコ砂糖きび農家組合は14日、2008/09年度 (11月-10月)の砂糖生産について前年比横ばいの550万トンになると見通しを発表した。2004/05年に記録した過去最高580万トンに次ぐ高水準を維持する見方である。今シーズンの収穫は例年より遅く始まり、また農家と製糖所の間で支払いを巡っての論争もあったが、組合幹部は豊作を見込むとしている。
組合によると、10日時点で砂糖生産は87万5002トンとなった。事前見通しを2.9%下回るが、前年同期との比較では14.2%増加という。
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米週間失業保険新規申請件数52.4万件、3週間ぶりの50万台
[経済指標]
米労働省が発表した1月10日までの週の失業保険新規申請件数は前週比5万4000件増の52万4000件となった。3週間ぶりの増加であり、また申請件数が50万を超えたのも3週間ぶり。市場予想と比べても多い。なお、前週分は速報での46万7000件から47万件に小幅の上方修正。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は前週の52万6500件(修正値)を下回る51万8500件だった。3週連続して前週から減り、昨年11月22日までの週以来の低水準である。
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