2009年04月28日(火)
2月ケースシラー住宅価格指数、20都市総合は前年比18.63%下落
[経済指標]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が28日に発表した2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比 2.08%低下した。2006年7月から32ヶ月連続ダウン。だた、1月に2.55%と昨年2月以来の大幅マイナスとなったのから下げ渋っている。20都市総合では2.17%下がった。こちらは、2006年8月から連続して前月を下回り、しかし2月の2000年に調査に加わってから最大の落ち込みとなる 2.80%に比べるとペースは鈍化。なお、1月の10都市総合前月比は速報の2.52%、20都市総合が2.76%からそれぞれ改定となった。
20 都市全てが前月より低く、最も大きく落ちたのがクリーブランドで4.99%だ。フェニックスが4.46%のマイナスで続く。このほか、デトロイトとラスベガス、シカゴ、サンフランシスコ、ミネアポリスの5都市が3%以上ダウン。都市別で最小の値下がりだったのはダラスの0.31%で、次いでサンディエゴの 0.96%だった。
2月の指数を前年比較すると、10都市総合が18.84%下がり、20都市総合は18.63%低下した。いずれも2007年1月から前年割れを続けているが、2月はこの約2年間の下げ局面で初めて前月時点よりも小幅のマイナスとなった。
全ての都市でダウン。フェニックスが35.22%と都市別で最大のマイナスで、ラスベガスが31.67%。サンフランシスコ31.02%それぞれ落ち、これで上位3位になる。前年比較で最小の下げはダラスの 4.52%だ。デンバー、ボストンなどあわせて5都市の下げ率が1割を下回っている。
Posted by 直