2009年12月07日(月)
米景気改善でもペースは緩慢・FRB議長講演
[要人発言]
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は7日の講演で、来年にかけて景気改善を続けても雇用低迷と資金調達難によって立ち直りペースは緩慢との見方を示した。先週末に発表の雇用統計など強気の経済指標が有ることを認識しながらも、持続的な回復局面に入ったと確信するのはまだ早いと慎重に構える。
このため、会場との質疑応答で景気の2番底について問われると、可能性は拭えないとも返答した。それでも、現時点では緩やかな回復を見込むと繰り返す。超低金利政策を長期継続を見越し、一方で力強い景気回復が始まったらインフレを防ぐために金融緩和政策の出口戦略に着手すると述べた。
Posted by 直