2009年12月08日(火)
2009/10年度ブラジル中部・南部砂糖きび収穫推定引き上げ
[砂糖]
ブラジル砂糖きび生産者協会(Unica)は8日、2009/10年度の中部・南部砂糖きび圧搾を5億3820万トンと見越していることを発表した。従来推定5億2900万トンから引き上げ、前年度の5億400万トンから増加の見方。収穫は通常11月から12月初めに始まり、翌年4月まで続くが、今年は降雨の影響もあってスタート時は低調だったものの、1-2月に取り戻す見通しだという。結果的に砂糖きびの収穫は増えると予想され、圧搾の上方修正に至ったという。
ただし、大雨被害で品質は低下の見通しともした。砂糖きび1トン当たりの糖度重量(ATR)は 130.8キログラムに下がり、砂糖生産が減るとの見方だ。2009/10年度の砂糖生産は2935万トンから2903万トンに引き下げた。エタノール生産も233億7000万リットルと、これまで見越していた237億4000万リットルより少ない見方となっている。
Posted by 直