2009年12月09日(水)
09/10年度仏軟質小麦生産見通し引き下げ・FranceAgriMer
[穀物・大豆]
フランス政府機関FranceAgriMerは8日、2009/10年度の国内軟質小麦生産を前年比1.5%減の3650万2000トンと見越していることを発表した。従来予測3655万1000トンから引き下げである。2009/10年度コーン生産は1480万9000トンから1478万6000トンに下方修正。前年度を5.6%下回る見方になる。
2009/10 年度の輸出見通しについては、小麦の欧州連合(EU)向けを709万トンから引き下げて、前年比3.9%増の702万6000トンにした。EU圏外向けは 8.7%減の875万トンで据え置き。コーンはEU 内で651万トン見通しを維持し、これは一年前から10.9%増える見方だ。圏外向けは5万トン引き上げて20万トンに改定。前年度推定31万5000トンは下回る。
小麦の期末在庫を前年度の309万6000トンに対して2009/10年度に354万1000トンとなるとの見方を示し、前月報告での357万7000トンから引き下げた。コーン在庫は一年前の234万2000トンを下回る223万9000トンと見通す。こちらは190万 9000トンより上方修正だ。
FranceAgriMerは仏穀物局(ONIGC)など5つの政府機関を一つに統合して設立たものである。4月にそれまでONIGCが手掛けていた月次穀物報告を引き継いだ。
Posted by 直