2009年12月16日(水)
2009/10年度ブラジル砂糖きび生産推定引き下げ・CONAB
[砂糖]
ブラジル農務省商品供給公社(CONAB)は16 日、2009/10年度砂糖きび生産推定を引き下げた。最新推定は前年比7.14%増の6億1221万1200トン。9月時点での6億2902万4100 トンはもちろん、4月に発表した初回予想レンジの下限も下回る。作付面積は前年比6.70%増の753万1000ヘクタールで、これは従来見越していた 774万1000から下方修正である。一方、1ヘクタールあたりのイールド推定はは81.258トンから81.293トンに引き上げた。前年度の 80.965トンと比べても高い。
砂糖生産は前年比9.54%増の3,463万6,900トンと推定。エタノール生産は258億6,606万1,200リットルと前年から3.06%減少する。このうち無水アルコールは76億5,229万8,500リットル、含水アルコールは182億1,376万2,700リットルとなっている。生産比率は、砂糖きびの45.1%を砂糖生産、54.9%をエタノールの生産に充てるとの見方である。9月の報告での比率は44.6%対55.4%だったことから、砂糖生産での消費見通しを引き上げた格好になる。
主要生産地の中南部の作付は前年比7.60%増の644万4400ヘクタールと推定、前回の667万 4100ヘクタールから引き下げた。イールドは 85.161トン、生産は5億4881万1000トンとの推定で9月時点での予測はイールド84.740トン、生産5億6556万4500トンだった。砂糖生産は前年11.18%増の3,010万100トン、エタノール生産は同2.49%減の237億2,207万800リットルとなる。生産比率は砂糖向けが9月の43.4%から43.8%に引き上げ、エタノール向けは56.6%から56.2%に引き下げられた
Posted by 直