2008年04月16日(水)
USDA長官、目先の世界小麦需給ひっ迫懸念を示唆
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)のシェイファー長官は16日の国際食糧支援会議で、目先の世界小麦需給ひっ迫懸念が強まっていることを示唆する発言をした。長官は世界在庫が約30年ぶりの水準に落ち込み、米在庫は60年ぶりの低水準にあることを指摘。また、伝染性の強いアフリカ小麦黒さび病が急速に広がっているといい、米国で作付けされた小麦75%が黒さび病に感染しやすい品種と述べた。
Posted by 直
フィリピン飼料業者、今年のコーン輸入見送る可能性
[穀物・大豆]
フィリピン飼料業者協会の関係者は16日に記者団に対し、業界では今年コーン輸入を見送る可能性があることを示唆した。国内の生産増加見通しと家畜数の減少から供給が潤沢になるとの見方に基づいての見方としている。また、国際価格の上昇も買い付けに消極的にさせていることを指摘した。
Posted by 直
2008年04月15日(火)
カザフスタン、9月1日まで小麦輸出禁止
[穀物・大豆]
カザフスタン政府広報は15日、政府が小麦輸出を9月1日まで禁じることを決定したと発表した。出荷停止はインフレ抑制が目的と先週報じられていた。
Posted by 直
中国、向こう2年間の大量コーン買い付け可能性小さい・CNGOIC
[穀物・大豆]
中国政府系シンクタンクの国家穀物油種情報センター(CNGOIC)は15日、中国が向こう2年間コーンの大量買付けを行う可能性が小さいとの見方を発表した。センターのアナリストは国際価格の上昇を理由にしている。また、2007/08年度(10-9月)の供給が需要を 250万トン上回る見通しも指摘。今年の生産が前年を0.7%上回ると予想しているうえ、政府の工業用消費規制が供給を押し上げるという。
同氏による2007/08年度のコーン輸出見通しは政府規制の影響から前年より81%落ち込み、100万トンにとどまるとなっている。消費については、工業用が前年度を150万トン上回る3800万トン、飼料向けが400万トン増えて9550万トンと予想。
CNGOIC の別のアナリストは、2008/09年度に大豆輸入がスローダウンする見通しを示した。生産増加の見方に基づいての予測という。2007/08年度の大豆輸入が前年比18.3%増の3400万トンと推定されるのに対し、来年度は2.9%増の3500万トンにとどまるとみている。
Posted by 直
【 過去の記事へ 】



