2008年04月01日(火)
アルゼンチン、スト停止狙って小規模農家に税金還付を提案
[穀物・大豆]
アルゼンチン経済相は31日、小規模の農家には大豆輸出の関税を払い戻すことに決めたと発表した。国内農家は関税引き上げに抗議して2週間以上ストライキを行っており、国内食品不足を招くと共に政情も不安定にさせているのに考慮しての措置である。また、フェルナンデス大統領は農家にストを停止する改めて呼びかけた
しかし、農業組合の幹部は同日の記者会見で、政府の対策は問題解決にならないと批判した。また、少なくとも2日までストを続けるとも宣言。
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2007/08年度世界砂糖生産は過去最高更新へ・ISO
[砂糖]
国際砂糖機関(ISO)幹部は1日の米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、9月に終わる2007/08年度の世界砂糖生産が1億6844万トンになると見通していることを示した。前年度を240万トン、1.5%上回り、過去最高を記録するという。中国、インドネシア、フィリピン、タイといった主要国の生産が最高記録になるとの見方を理由に挙げた。しかし、インドの生産予測は当初の3315万トンから2990万トンに引き下げたことを明かした。
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ISM製造業指数48.6、2ヶ月連続50割るも予想下回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、3月の製造業景況感指数は48.6だった。2ヶ月連続して好不調の分岐点である50を割った。ISMでは、1-3月期の製造活動を2003年4-6月期以来の弱さと評価している。新規受注や受注算の縮小を強調し、しかしその一方で輸出需要が底堅いことも指摘。なお、3月の指数は活動不振を示しはしているが、前月より僅かに高く、また市場予想も上回った。
新規受注が46.5となった。4ヶ月連続して50を下回り、2001年5月以来の低水準を記録した。受注残は47.5と昨年10月からの縮小基調を維持した。ただし、前月よりやや落ち込み度はスローダウン。輸出用受注が前月から僅かにも上がって56.5.となった。
生産が48.7で3ヶ月ぶりに50割れ。在庫が44.9だった。2006年5月に節目を割り込んでからほぼ2年間縮小トレンドが続いている。雇用は49.2となり、昨年11月から50を下回っているものの、この5ヶ月間で最も高い水準ではあった。
価格指数は前月の75.5から大きく上がって83.5だった。2005年10月以来で80台に乗せた。ISMは、需要減速の中でも物価が上がっているために業者へのコスト負担が重くなっていると指摘している。
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インド、コーヒー輸出に2つの補助制度設定
[コーヒー]
インドコーヒー輸出協会幹部は1日の米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、コーヒー輸出業者に対し2つの補助制度が設けられたことを明かした。1つは本日から始まった2008/09年度の出荷に対して4%、もう1つは2007/08年度分に5%のリベートを払うという。補助によりコスト負担を軽減させ、世界市場におけるインド産の競争力を高めるのが狙いと説明している。
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OPEC、4月20-22日の国際エネルギー会議で非公式会合を予定
[エネルギー]
加盟国代表団の高官が匿名でダウジョーンズに明らかにしたところによると、OPECは今月20-22日にローマで開かれる国際エネルギー会議の席で非公式に閣僚会合を開き、生産方針について話し合う予定があるという。会合は19日に行われるかもしれないとの見通しも述べた。現時点で会議への出席が予定されているのは議長を務めるヘリル・アルジェリア石油相、エル・バドリOPEC事務総長の他、サウジ、イラン、イラク、カタール、ベネズエラの各石油相。
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2008年03月31日(月)
ペルーの2月金生産は1万4,738kg、前月から17.3%増加
[メタル]
ペルーエネルギー鉱山省が31日に明らかにしたデータによると、同国の2月金生産は1万4,738kgと前年比で 17.27%増加した。ヤナコチャ鉱山での生産が増えたのが主な要因、新規鉱脈の試掘が始まったことも一部影響しているという。銀の生産は26万 8,614kgと前年比で1.23%増加、銅生産は10万701トンと同22.06%増加した。
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ブッシュ米政権、大恐慌以来の大規模の金融行政改革を提案
[金融・経済]
ポールソン米財務長官は31日、ブッシュ政権が金融システムの改善に向けた行政改革を打ち出したことを明かした。週末に報道され、長官が公式に発表したものであり、大恐慌以来の大規模な計画といわれる。改革では、米連邦準備理事会(FRB)の監督権限を銀行から投資会社、保険、住宅ローン業者など拡大させることを提案。また、証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)、米貯蓄金融機関監督局(OTS)と通貨監査局をそれぞれ統合させることなども掲げている。
ポールソン長官は、改革案を巡って議会での長い審議を控えていることを認識し、また次の政権に引き継がれる見通しも示した。また、民主党による現行の規制システムが金融危機を招いたとの非難を否定する発言も行った。
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3月シカゴPMIは48.2と前月から回復、市場予想も上回る
[経済指標]
シカゴ購買部協会が発表した3月の企業景況感総合指数は48.2となった。2ヶ月連続して好不調の分岐点である50を割ったが、前月の44.5より高い。市場予想も上回った。生産が前月の46.5から50.4に改善し、新規受注は53.9と3ヶ月ぶりに50台に持ち直した。雇用は44.6。4ヶ月続けて 50を下回ったが、前月の33.5と比べて縮小ペースは大きく鈍った。支払価格は一ヶ月前に79.4だったのが83.9に上がった。
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USDA作付意向:コーンは予想以下、小麦、大豆は予想上回る
[穀物・大豆]
米農務省が発表した作付意向調査によると、08/09年度のコーン作付は8,601万4,000エーカーと前年比で8.10%減少する。2月のアウトルックフォーラムで出していた9,000万エーカーとの推定から大きく引き下げられ、市場予想平均も下回った。エネルギー高で肥料価格が上昇するなど生産コストの高さが嫌気されたほか、コーンを連作することで土地が痩せ、イールドが下がることを避けるため多くの農家が大豆など他の作物への転作を進める意向を示したことが背景にある。
大豆の作付は7,479万3,000エーカーと前年比で17.54%大幅に増加する。2月のアウトルックフォーラムの推定7,100万エーカーから大きく引き上げられ、市場予想も大きく上回った。これは過去最高だった06/07年度の7,552万2,000エーカーに迫る水準となる。ネブラスカ州で31.6%増加するなど、イリノイを除く主要生産州で軒並み前年から10%以上増加する。
春小麦の作付は1,433万3,000エーカーと前年比で7.79%増加する見通し、市場予想平均も上回った。冬小麦の作付は4,684万エーカーと前年比で 4.12%増加。前回1月推定の4,661万エーカーからは引き上げられたものの、市場意予想平均にはやや届かなかった。デュラム小麦は作付は263万エーカーと前年比で40.64%増加、全小麦では6,380万3,000エーカーと前年比で11.26%増加、市場予想も上回った。
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2008/09年度のインド小麦期初在庫550万トンに・食糧公社
[穀物・大豆]
インド食糧公社(FCI)幹部は31日、4月1日に始まる2008/09年度の小麦期初在庫を550万トンとみていることを明かした。緩衝在庫のターゲットである400万トンを大きく上回る。
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