2008年04月22日(火)
ABIOVE、2007/08年度ブラジル大豆生産見通し20万トン引き下げ
[穀物・大豆]
ブラジル油種加工業協会(ABIOVE)は22日、同国の2007/08年度大豆生産が6130万トンと推定していることを明かした。前月時点でみていた6150万トンから下方修正である。しかし、今年度産をもとにする2008/09年度大豆圧搾見通しは従来の3220万トンから3240万トンに引き上げた。大豆製品の生産見通しについては、ミールを従来見通しより20万トン多い2480万トンに改定した。大豆油は610 万トンとから620万トンに上方修正。
2008/09年度の大豆輸出は2730万トンの見通しを維持した。大豆ミールの出荷を1310万トン、大豆油215万トンとやはり据え置き。国内の製品消費に関すると、大豆ミールを1160万トンから1180万トン、大豆油を400万トンから410万トンに引き上げた。
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インド07/08年度砂糖きび生産、前年比3.2%減見通し
[砂糖]
インド政府は22日、2007/08年度の砂糖きび生産見通しを前年比3.2%減の3億4423万トンとしていることを発表した。砂糖きび農地の縮小を反映して前年割れになるという。
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3月の中古住宅販売、前月比1.99%減少
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した中古住宅販売は3月に年率換算で前月比1.99%減の493万戸となった。前月に昨年7月以来の前月比プラスとなりながら、再び減少した格好である。市場別でみると、中西部で6.45%、南部で3.52%それぞれダウン。反面、北東部の販売は 2.25%増え、西部も2.17%のプラスだった。前年比較では全体で22.73%減となり、北東部以外が全国平均以上の落ち込みだった。
住宅ストックは前月比1.00%増の405万8000戸だった。ストック/販売比率は販売の9.9ヶ月。販売不振とストックの積み増しを反映して2月に6ヵ月ぶりの低水準9.6となったのから上昇である。販売価格は中間値で20万7000ドルだった。前月比5.83%上昇したが、前年同月と比べると 1.85%下落。前月比較で西部以外が上昇し、一年前とは北東部のみ上昇した。
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インド政府、2007/08年度小麦生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
インド政府は22日に2007/08年度小麦生産推定を引き上げたことを明かした。従来は前年度の7581万トンよりやや少ない7481万トンと見越していたのを7678万トンに引き上げ。前年比1.3%増えて過去最高を更新するとの見方に転じた。天気に恵まれており、また増産に向けた政府支援策の貢献を理由に挙げている。
政府は穀物全体についても2億2200万トンから2億2732万トンに引き上げ、過去最高の生産規模になると見通している。大豆生産予測は885万トンから943万トンに上方修正した。
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向こう4年間で産油量を日量500万バレル引き上げ、OPEC事務総長
[エネルギー]
OPECのエル・バドリ事務総長は22日、国債エネルギー会議出席のため訪問中のローマでダウジョーンズのインタビューに答え、OPEC加盟国は向こう4年間で1,600億ドルを投資、生産能力を日量500万バレル引き上げる計画を持っていることを明らかにした。現時点で 120ものプロジェクトが進行中だという。
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2008年04月21日(月)
米産業界の景気減速観測強まる・NABE
[金融・経済]
米ビジネス経済協会(NABE)が21日に発表した四半期ごとのビジネス調査によると、産業界の景気減速観測は前回調査から強まった。2008年の米景気を悲観視している向きは全体の70%を占め、1月時点での68%をやや上回った。このうち、14%が非常に弱気になったと答えており、前回調査の6%から大幅アップである。今年前半の米実質国内生産見通しについて最も回答率が高いのが0-1%増で51%。ついでマイナス成長が30%となった。伸び率を1-2%とみる向きが16%、2-3%は3%。3%以上の成長を見越しているのはゼロだった。
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2008年カナダ小麦作付意向、前年比16.2%増
[穀物・大豆]
カナダ統計局は21日、3月31日付の2008年穀物作付意向を発表し、小麦は前年比16.15%増の1016万1200ヘクタール(2510万9000 エーカー)になるとの見方を示した。このうち、最も規模の大きい春小麦が一年前を9.00%上回る671万1300ヘクタール(1658万4100エーカー)の見通し。冬小麦は65.41%増の106万2200ヘクタール(262万4900エーカー)、デュラム小麦22.53%増の238万7700ヘクタール(590万エーカー)としている。
大豆の作付が前年から2.37%増えて120万8000ヘクタール(298万5100エーカー)と見込まれるという。カノーラは0.54%アップする見通しで、面積にして599万1200ヘクタール(1480万4600エーカー)。コーンの作付は前年を12.62%下回る121万6300ヘクタール(300万5400エーカー)となっている。
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コートジボワールの3月ロブスタコーヒー輸出、前年比12.2%減
[コーヒー]
コートジボワールの公式データによると、3月のロブスタコーヒー輸出はインスタントコーヒーも含めて前年同月比 12.2%減の1万1308トン(18万8466袋)となった。生豆だけで1年前を30.6%下回る7535トン(12万5583袋)。昨年10月に始まった2007/08年度上半期の出荷はあわせて6万2047トン(103万4116袋)、前年同期に比べて19.5%増となった。生豆の出荷は 16.3%増の4万7842トン(79万7366袋)。
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09年以降は生産能力引き上げ計画凍結も、サウジ石油相
[エネルギー]
サウジのヌアイミ石油相は19日に行った石油メディアアーガスグループとのインタビューで、2009年以降は石油生産能力の拡大計画に歯止めを掛ける可能性があることを示唆した。代替エネルギーの開発が進んでいることなどから、世界の石油消費の見通しが不透明になっており、09年以降は向こう10年に渡って生産能力増強計画を凍結することもあるという。同国は現在、09年までに生産能力を現在の日量1,130万バレルから1,250万バレルまで引き上げる計画の途中にあり、約500億ドルが投資される。
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増産は価格高騰の問題を解決しない、OPEC事務総長
[エネルギー]
OPECのエル・バドリ事務総長は20日、ローマで開かれた国際エネルギー会議の席でインタビューに答え、産油国の増産は価格高騰の問題を解決しないとの見解を示した。石油市場に供給不足は生じておらず、現在の価格は需要と供給でどうこうできるものではないという。これに先立ち、OPEC議長を務めるアルジェリアのヘリル石油相も、OPECは日量200万バレルの増産余力があるとした上で、市場は現在これ以上の石油生産を求めていないと増産の可能性を否定している。
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