2008年04月17日(木)
プライマリーディーラー向け資金供給の入札、応札倍率1.40
[金融・経済]
ニューヨーク連銀は17日にプライマリーディーラー向け資金供給として証券担保貸出の入札を行った。連銀によると、応札倍率は1.40。資金供給期間は28日間で、規模は250億ドルだった。
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Unica、08/09年度のブラジル砂糖きび収穫前年比約15%増見通す
[砂糖]
ブラジル砂糖きび生産者協会(Unica)は17日、国内中部・南部の2008/09年度砂糖きび収穫の初回見通しを発表し、前年度の4億3120万トンから15.3%増加して4億9810万トンになるとの見方を示した。砂糖に42%、エタノールに58%当てられるとみている。2007/08年度の割り当て比率が44%、56%だったことから、エタノール生産の引き上げを見込んでいる格好だ。この結果砂糖生産見通しは 2860万トンとなっている。エタノールについては生産243億リットル、輸出は39億リットルを予想。輸出の27%は米国向けともいう。
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4月フィラデルフィア連銀指数マイナス24.9、01年2月以来の低水準
[経済指標]
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した4月の企業景況感指数はマイナス24.9となった。5ヶ月続けて好不調の目安であるゼロを下回り、しかも前月から 7.5ポイン低下。前月に下げ渋った分以上に落ちて、2001年2月以来の低水準を更新した。市場予想も大きく下回る。
新規受注が前月のマイナス9.3からマイナス18.8に落ち込み、やはり2001年2月まで遡る低水準だ。出荷はマイナス8.0、前月を下回った。雇用は前月のマイナス 4.7からマイナス11.1にダウン、2003年3月以来の低水準である。在庫はマイナス26.2に低下。2001年9月に並んだ。一方、受注残も再びゼロを下回ったが、前月より縮小ペース鈍化。納期は半年ぶりにゼロを上回った。
物価については、生産コストを示す支払い指数が54.4から51.6に下がった。しかし、販売価格を示す受取り指数が前月の24.3より高い30.9となり、これは2005年11月以来の高水準である。
向こう6ヶ月の見通しを表す指数は13.7となった。3ヶ月ぶりにプラス圏に持ち直し、また昨年12月に次ぐ高水準。新規受注が16.6、出荷16.0とそれぞれ前月の8.5、10.8から上昇し、先行きに一段と前向きになったことを示す。受注算や納期、在庫はマイナス圏にあるが、前月より高い。設備投資は 13.8。3月の調査において2001年2月以来でゼロを割り込んだのから3ヶ月ぶりの高水準に著しい改善となった。一方、雇用が前月の0.6から0.2 に低下。雇用をほぼ見送る計画が増えたことを意味する。
物価の上昇見通しが一服した模様である。支払い見通し指数が前月64.1と2005年9月以来の高水準だったのから55.3に下がった。受取り見通し指数は36.2から33.4に低下した。
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ベラルーシ春小麦作付、天候要因から前年に比べて遅れ気味
[穀物・大豆]
ベラルーシ農務省は17日、国内の春穀物作付が天候要因から前年に比べて12-15日ほど遅れていると明かした。農務省によると、17日時点で76万9000ヘクタール、予定しているうちの75.5%が終了。前年同期には既に完了していたという。春小麦が12万5000ヘクタール、76.2%終わった模様。
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ストラテジーグレイン、08/09年度のEU穀物生産見通し引き下げ
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは17日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の欧州連合(EU)穀物生産見通しを200 万トン引き下げた。最新予測は前年比13.2%増の2億8900万トン。スペイン、ルーマニア、キプロスで干ばつによるイールドへの影響を理由に挙げている。
作物別では、コーン見通しを前月報告での5820万トンから2730万トンに引き下げた。オオムギも前回より少なめにみている。しかし、いずれも前年比21.7%、6.8%それぞれプラスの見方は維持した。穀物生産で最も規模の大きい軟質小麦は前回報告より10万トン減らして1億 2850万トン予想に改定。前年度は15.1%上回る見方である。
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2008年04月16日(水)
USDA長官、目先の世界小麦需給ひっ迫懸念を示唆
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)のシェイファー長官は16日の国際食糧支援会議で、目先の世界小麦需給ひっ迫懸念が強まっていることを示唆する発言をした。長官は世界在庫が約30年ぶりの水準に落ち込み、米在庫は60年ぶりの低水準にあることを指摘。また、伝染性の強いアフリカ小麦黒さび病が急速に広がっているといい、米国で作付けされた小麦75%が黒さび病に感染しやすい品種と述べた。
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イラン首相、OPECの石油価格対策要請を拒否
[エネルギー]
イランのノザリ石油相は16日に地元の石油会議で、石油輸出国機構(OPEC)が記録更新を続ける石油価格下落に努めるべきだとする指摘に否定的な発言を行った。原油の指標価格が15日に1バレル114ドルをつけたことについてファンダメンタルズではなくドル安の影響とコメント。供給は潤沢なことを示唆し、米国や英国に対し好きなだけ要請すればいいとも述べた。
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フィリピン飼料業者、今年のコーン輸入見送る可能性
[穀物・大豆]
フィリピン飼料業者協会の関係者は16日に記者団に対し、業界では今年コーン輸入を見送る可能性があることを示唆した。国内の生産増加見通しと家畜数の減少から供給が潤沢になるとの見方に基づいての見方としている。また、国際価格の上昇も買い付けに消極的にさせていることを指摘した。
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ベトナム、今年最初の暴雨風はコーヒー生産地帯到達せず
[コーヒー]
ベトナムで今年最初の暴風雨が発生したとする政府関係者のコメントが伝えられている。ただし、暴風雨は国内中央のコーヒー生産地帯に到達する前に中国南部に向かったともいう。地元の気象センターではラニーニャ現象により今年の台風は数も勢力も昨年以上と見通しており、コーヒー生産に響く可能性があるとみられている。
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3月住宅着工件数は前月比11.91%減、予想大きく下回る
[経済指標]
米商務省によると、3月の新規住宅着工件数は年率換算で94万7000戸となった。1991年5月以来の100万割れで、同3月以来、ちょうど17年ぶりの低水準。市場予想も大きく下回った。2月分は速報段階での106万5000戸から107万5000戸に改定され、このため3月の前月比は11.91%減少。3月を市場別にみると、中西部で21.43%と最もきつい落ち込み。次いで、中西部12.61%減、北東部8.49%減少だった。西部は5.74%のマイナス。住宅タイプ別では一戸建てが5.69%、5世帯以上の集合住宅は24.70%それぞれダウン。前年比は全体で36.49%減少した。
先行指標となる建築許可件数は92万7000戸だった。1991年4月以来の低水準で、こちらも市場予想を下回る。前月比較は5.79%のマイナス。これで 10ヶ月連続減少した。ただし、建築許可は市場別でまちまち。減少したのは西部と中西部で、20.00%、10.64%それぞれダウン。一方、北東部で 3.85%増え、南部では0.40%と僅かながらも増加。タイプ別では一戸建てが6.19%減少。集合住宅のうち5世帯以上が4.03%ダウン、2-4世帯になると1割を超えるマイナスだった。3月の建築許可は前年同月を40.29%下回った。
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