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2010年04月22日(木)

IGC、09/10年度世界コーン生産見通しを引き上げ
  [穀物・大豆]

IGC月例報告
出所:国際穀物理事会(IGC)、単位100万トン

10年4月 10/11年 前年比 09/10年 修正 前年比 08/09年
小麦
生産 658 ↓2.52% 675 →0 ↓1.60% 686
輸出入 120 →0.00% 120 ↓ 1 ↓11.76% 136
消費 654 ↑ 1.40% 645 ↑ 1 ↑ 0.78% 640
在庫 199 ↑ 1.53% 196 ↓ 1 ↑ 18.07% 166
コーン
生産 809 ↑ 0.75% 803 ↑ 3 ↑ 1.13% 794
輸出入 86 ↑ 2.38% 84 →0 →0.00% 84
消費 818 ↑ 1.61% 805 ↓ 3 ↑ 3.34% 779
在庫 140 ↓5.41% 148 ↑ 6 ↓1.99% 151

国際穀物理事会(IGC)は22日に発表した世界穀物需給の月次報告で、2010/11年度の世界小麦生産が前年比2.52%減の6億5800万トンになるとの前月時点での見通しを維持した。欧州や独立国家共同体(CIS)の冬小麦作柄は全般に良好で、また春の作付も順調と評価。米冬小麦は13%減反となったが、やはり作柄状況はいいとしている。しかし、米国の春小麦作付がほかの作物との採算性比較から限定される見通しを示した。

IGCによると、インドでは高温の中でも前年並みの8000万トン前後の見通しとなっている。中国の冬小麦作柄もしっかり。近東アジアでは雨により収穫見通しが上向いたが、反面、北アフリカでは前年に比べて低調。IGCは、2009/10年度の生産推定を前年比1.60%減の6億7500万トンで保った。

2010/11年度世界小麦消費見通しは6億5600万トンから6億5400万トンに引き下げた。飼料向けで200万トン下方修正したという。それでも、前年度の6億4500万トンから増加の見方に変わらない。

貿易については、2009/10年度と2010/11年度ともに1億2000万トンと見越しており、いずれも1億2100万トンからの下方修正である。欧州は飼料向けの供給が潤沢なことから輸入を制限する見通し。極東アジアの飼料向け輸出はコーンなどとの価格競争次第で落ち込む可能性があるという。ブラジル輸入はアルゼンチンの生産回復により増加が見込まれる。

期末在庫見通しは2009/10年度を1億9600万トンから1億9700万トンに改定し、2010/11年度に関すると1億9900万トンに膨らむ見方で据え置いた。中国とインドの在庫拡大見通しを示している。

IGC は、2010/11年度の世界コーン生産が前年比0.75%増の8億900万トンになると予想していることを明かした。米国とCIS、南米、中国での増反見通しを理由にしており、過去最高を記録するという。ただ、イールドは前年度に記録した過去最高を下回る見方ともしている。2009/10年度の生産は300万トン引き上げて前年比1.13%増の8億300万トンに改定した。

2010/11年度コーン消費予測は一年前を1.61%上回る8億1800万トンとし、これも過去最高を更新する見通しだ。このうち、飼料向けが一年前より500万トン多い4億8100万トンになるのを見込む。ただ、飼料向けに関して高タンパク質の油種ミールなどの供給規模によってはコーン消費が制限される可能性もあることを指摘した。工業向けの消費は2億1400万トンとみる。前年から800万トン、3.88%増の見方で、10年ぶりの低い伸びになる。米国のエタノール産業が伸び悩んでいるためという。2009/10年度の消費推定は8億800万トンから8億5000万トンに引き下げた。

2010/11年度の貿易見通しは8600万トンである。従来推定で据え置いた前年度の8400万トンから2.38%増加になる。中南米や極東アジアを中心に飼料需要が全体を押し上げるとした。期末在庫見通しは2009/10年度を1 億4200万トンから1億4800万トンに引き上げたが、前年比は1.99%減少の見方である。また、2010/11年度にはさらに1億4000万トンに縮小を見越す。

Posted by 松    4/22/10 - 10:18 

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