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2010年04月30日(金)

1-3月期GDPは前期比3.24%増加、個人消費が堅調
  [経済指標]

実質国内総生産(GDP) 速報値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル

10年1Q 09年4Q 市場予想
実質国内総生産 ↑ 3.24% ↑5.55% ↑ 3.3%
個人消費 ↑ 3.63% ↑1.60%
国内投資 ↑ 14.77% ↑46.11%
物価指標
>GDPデフレーター ↑ 0.85% ↑0.51% ↑ 1.0%
>個人消費支出(PCE) ↑ 1.52% ↑2.51% NA
>>コア ↑ 0.62% ↑1.76%

米商務省が発表した1-3月期実質国内総生産(GDP)速報値は前期比3.24%増となった。3四半期連続の成長確保となるが、伸びペースは前期の5.55%から鈍化。市場予想も僅かに下回った。

経済の約3分の2を占める個人消費支出が3.63%増加した。やはり、3四半期続けての拡大で、また伸び率は2007年1-3月期以来、ちょうど3年ぶりの高水準だ。自動車及び部品が0.88%減少に転じたものの、家具・家庭用品の14.25%増加により耐久財全体で11.31%アップ。非耐久財は3.91%増加だ。衣料品が10.23%と前期も上回る大幅プラスとなり、食品、エネルギー製品揃って前期より増えた。サービスへの支出は2.41%増で、2007年1-3月以来の高い伸びである。個人消費支出によるGDPへの寄与度は前期の1.16ポイントから2.55ポイントに大きく上がった。

設備投資は4.04%増加した。2四半期連続アップとなるも、前期を下回る伸び率。機器・ソフトウエアへの投資が13.43%増加し、前期より低い伸びとなった。建造物は14.02%減少。2008年7-9月期から前期を下回ったままであり、また5四半期連続して2ケタダウン。ただ、1-3月期は前期に比べてマイナス幅がやや縮小した。

在庫投資は311億ドル増加した。前期を上回ったの2008年1-3月期以来で、また2006年10-12月期以来の大幅プラスである。ただ、昨年10-12月期に減少幅が前期から大きく縮んだのに比べると、1-3月期増加幅の拡大規模は小さい。このため、GDPへの寄与度も1.57ポイントと前期の3.79ポイントを下回る。

住宅投資は前期比10.88%減少した。3四半期ぶりのマイナス転落だ。GDPを0.29ポイント削減。

貿易収支では赤字幅が3670億ドルとなり、前期の3480億ドルから拡大した。輸入が8.89%伸び、輸出は5.77%と輸入以下の増加。昨年10-12月期にはGDPへ0.27ポイント寄与していたのから、1-3月期に0.61ポイントのマイナス要素となった。

政府支出は1.79%減少した。2四半期連続ダウン。しかも、1-3月期は前期以上に落ちた。連邦政府による支出は1.35%と前期のほぼ横ばいから伸びが進んだが、州および自治レベルで3.82%減り、これは1981年4-6月以降みることのなかった大きな落ち込みである。

物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比1.52%上がり、エネルギーと食品を除いたコア指数が0.62%上昇した。いずれも前期の上昇率2.51%、1.76%を大きく下回り、コアに関すると1959年以来の低い伸びとも伝わっている。前年比較にすると全体の上昇率が1.99%と前期の1.23%より高いが、コア指数上昇率は1.38%で1.52%よりペースが鈍った。

Posted by 松    4/30/10 - 08:34 

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