2007年09月12日(水)
来年の米経済はリセッション目前まで悪化・UCLA
[金融・経済]
米UCLAは12日、来年の米経済がリセッション入り目前まで悪化する見通しを示した。同校のビジネススクールが四半期ごとに手掛ける「アンダーソン見通し」の最新版によると、今年10-12月期から2四半期連続して1%と極めて低い成長になるとみられ、また2009年まで3%成長への回復はないとの見方である。
主因は住宅着工の不振。現行の138万戸から100万-110万戸に落ち込むとみている。2009年には140万戸前後になると予想。いずれもピーク時の約230万戸より著しく少ない。ただし、同報告では輸出、企業投資の拡大により典型的な景気後退は避けられるだろうともいう。
「アンダーソン見通し」は2001年の景気後退を事前予測した経緯がある。
Posted by 直