2007年09月18日(火)
FOMC、全会一致で0.5ポイント利下げ決定
[金融・経済]
米連邦公開市場委員会(FOMC)は18日に開いた会合で、短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を従来の年5.25%から0.5ポイント引き下げ4.75%にしたと発表した。全会一致の決定という。また、FOMCは公定歩合も0.5ポイント引き下げて年5.25%とした。公定歩合については8月17日に緊急利下げを行なっていたが、FF金利については2003年6月以来、4年3ヵ月ぶりの引き下げ実施である。しかも、最後にFF金利を0.5ポイント低め誘導したのは2002年11月まで遡る。
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中国の8月精製糖生産は前年比16%増、統計局
[砂糖]
中国国家統計局が18日に明らかにしたデータによると、同国の8月精製糖生産は1万1,000トンと前年比で16%増加した、年初からの累計では891万トンと前年を43%上回っている。
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2007/08年度世界コーヒー生産、9%減少見通し・リヒト社
[コーヒー]
調査会社F・O・リヒトは18日、2007/08年度の世界コーヒー生産が前年比9%減少の1億2224万3000袋になるとの見通しを発表した。このうち輸出可能な分が8900万袋と推定しており、主要輸入国における需要9000万袋をやや下回る見方である。
同社では、需給の行方を巡ってカギはブラジルとして、業界でのブラジル生産予想レンジは3260万-3620万袋という。また、需要サイドにしても生産国の間で国内消費の促進がトレンド化していることを取り上げている。同社の世界需要見通しは1億2200万袋で、前年を3%以上上回るとみている。需給が引き締まる可能性がある中で、市場では生産国の天候ニュースに敏感になると予想している。
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住宅市場指数は前月から2ポイント低下、91年1月以来の低水準
[経済指標]
9月の住宅市場指数(HMI)は20で、91年1月まで遡る低水準となった。前月比較は2ポイント低下。3月からの前月比マイナスを続けている。一戸建て住宅販売は現状、半年後の見通しを示す指数ともにやはり一段と下がっている。見込み客の活況度を表す指数は16。8月に続いて1990年12月の水準と同じ。NAHBは、建設業者の間で消費者のセンチメントが住宅絡みの弱気ニュースに振り回されていることへの懸念が強まっていると指摘している。
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ABARE、豪07/08年度小麦生産を降雨不足理由に引き下げ
[穀物・大豆]
豪農業資源経済局(ABARE)は18日に発表した四半期レポートで、07/08年度小麦生産を引き下げた。最新予測は1,547万5,000トンで、6月報告時の2,248万9,000トンから31.2%の下方修正。また、前年比は57.6%と大幅増加の見方を維持したものの、過去5年間平均2,156万7,000トンは下回ることを見越すようになった。作付は前年比10.0%増の1,225万7,000ヘクタール、イールドは1ヘクタール1.26トン。やはりいずれも前回予測から引き下げ、前年より多い見方を保ちながら、過去5年平均には届かないとの見方に転じた。
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OPECが増産しても石油価格上昇は抑えられない、カタール石油相
[エネルギー]
カタールのアティーヤ石油相は18日、ダウジョーンズのインタビューに答え、現在の価格上昇は供給不足によって起こっているわけではなく、OPECが生産量を増やしても上昇を抑えることは出来ないとの見方を示した。上昇は製油所の能力不足の問題と、投機資金に流入によるものだという。
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2007年09月17日(月)
中南米9ヶ国の8月コーヒー輸出、前年比8.0%増加
[コーヒー]
グアテマラコーヒー協会(Anacafe)が17日に発表したレポートによると、中南米9ヶ国の8月コーヒー輸出は前年同月比8.0%増の258万4,203袋だった。06/07年度(10月-9月)累計では2,622万7,827袋、前年同期より6.7%増加した。Anacafeは毎月コロンビア、メキシコ、ペルー、ドミニカ共和国、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグアの9ヶ国のコーヒー輸出量を集計し公表している。ブラジル、エクアドルといった主要生産国は含まれていない。これらの国々は主に水洗式アラビカコーヒーを生産。水洗式アラビカ種では中南米の輸出のうち、85%-90%のシェアを占めている。
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インド、中国に初の砂糖売却
[砂糖]
インドが初めて中国に砂糖を売却したと伝えられている。報道によると、売却したのは約15万トンの白糖で、1トン275-280ドル。すでに4万トンは出荷済みともいわれる。中国はこれまで主にタイ産を買い付けていた。
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ロシア穀物生産、前年並みの7800万トン以上に
[穀物・大豆]
ロシアの農相は17日、国内穀物生産が7800万トン以上になる見通しと発表した。昨年並みの収穫規模となり、国内の食料及び飼料需要を満たすのに十分なうえ、輸出にも回せるとの見方を示している。
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NY連銀指数、前月より低下し予想も下回る
[経済指標]
9月の総合指数は14.70、5月以来の低水準となった。前月からは10.36ポイント低下。新規受注がやはり4ヵ月ぶりのレベルに下がり、出荷については5.09と2005年6月まで遡る水準に落ちた。一方、雇用は前月から6.6ポイント上がって18.22、年初来最高である。価格については支払い、受取りともに前月より若干高め。
向こう6ヶ月の見通し総合指数は48.80となった。前月の50.40をやや下回る。しかし、受注、出荷、雇用揃って前月からアップ。価格指数はコスト増加を懸念する結果となっている。
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2007/08年度仏砂糖ビート生産、前年比7.4%増
[砂糖]
フランス農務水産省は17日、国内の2007/08年度砂糖ビート生産が前年比7.4%増の3210万トンになるとの見通しを発表した。過去5年平均と比べても3.8%増加という。
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イランの石油生産量は外部機関の推定より多い、石油相
[エネルギー]
イランのノザリ石油相は16日に開いた会見で、外部独立機関による同国の生産量推定は実際の生産量と異なるとの見方を示した。違いは国内製油所の処理能力にあり、外部機関は日量130-135万バレルとするのに対し、実際は160-165万バレルあると主張した。国内に新規の製油所は建設されていないが、既存の製油所の拡張によって処理能力は伸びており、この事実は外部機関に無視されているという。また実際の生産能力は日量420万バレルで、過去6ヶ月間の平均生産量は408.5万バレル、現在は410万バレルを生産しているとした。
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