ハリケーン予測の権威として知られるコロラド州立大学のグレイ教授の研究室は4日、今年度のハリケーン発生最新予測を発表、名前の付く熱帯性暴風雨の発生を前回の15個で据え置いた。ハリケーンの発生は7個で、9月以降に6個を見越している格好。ただし、前回より1つ引き下げた。一方、このうちカテゴリー3以上の強力なものはやはり前回と同じく4個のままで、9月以降は3個発生するのをみている。8月に続いて貿易風が弱めになれば海面温度も上がる可能性が強いとして、9月の暴風雨は活発になるのを見通しているという。

フィリピンの砂糖統制局（SRA）高官は4日、今月始まった07/08年度の粗糖輸出が44万6000トンになる見通しと発表した。また米国には両国間協定に基づいて14万2000トンの輸出枠が設けられるという。

ブラジル政府機関CONABは4日、07/08年度国内大豆作付の初回見通しを発表し、前年比6%増の2120万ヘクタールになるとした。生産は5910万-6120万トン、06/07年度の5840万トンを上回るのを見ているという。詳細は来週に発表する模様。

米供給管理協会（ISM）が発表した8月の製造業景況感指数は52.9と前月から0.9ポイント低下、今年3月以来の低水準となった。新規受注も下がり、在庫は3ヶ月連続50割れ。しかし、生産は上がり、雇用指数が4ヶ月ぶりに前月を上回った。価格指数は63.0。4ヶ月連続の前月比下落で、今年2月以来の低水準。

リビア国営石油会社幹部は4日の米通信社とのインタビューで、リビア及び複数のOPEC加盟国がここ数ヵ月間、顧客の依頼に基づいて石油増産していることを明かした。同氏によると、生産量は従来が日量160万バレルだったのに対して、最近は同175万バレルという。また、リビア以外にも増産しているOPEC加盟国があると述べたが具体的な国名を挙げるのは避けた。

豪金生産のリヒールゴールドは3日、8月31日に始まったパプアニューギニアでの金鉱労働者によるストが終結することを明らかにした。4日夜には鉱山操業が再開するという。なお、リヒール社最高経営責任者は4日午後に労働者との話し合いのために現地へ向かう模様。

豪金生産のリヒールゴールドは31日、パプアニューギニアで金鉱労働者のストが発生したのを受け、生産量に影響が出る可能性があることを明らかにした。同鉱山では、約1,500名の労働者全員が31日朝からストに入っている。広報担当者はこれまで労働者との関係は良好で、過去にこういう事態はほとんど起こったことがないことを指摘、今回も早期に解決できるとの見方を示した。リヒール社によると、07年前半の生産量は37万5,730オンス。後半は42.4万-45.4万オンスの生産を予想、年間では80万-83万に達するとしていた。

バーナンキFRB議長は31日、ワイオミング州ジャクソンホールで開かれたカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウムで講演、FOMCは引き続き市場の動向を注視し、金融市場の崩壊につながるような経済の悪化を食い止めるため、必要な行動を取る意向を示した。

7月の個人所得は前月比で0.53%上昇。個人消費支出は0.39%上昇とともに市場予想をやや上回る結果となった。

物価指標となる個人消費支出価格指数（PCE Index）は前月比で0.09%、前年比で2.09%上昇と昨年11月以来の低い伸び。エネルギーと食品を除いたPCEコアは前年比で1.91%の上昇と、2ヶ月連続でFEDが非公式に適正水準としている1%-2%のレンジに収まった。

インドの製糖業大手トリヴェニの幹部は31日、ダウジョーンズのインタビューに答え、07/08年度(10月-9月)の砂糖生産が80万トンと前年から約33%増加するとの見通しを示した。新規の製糖所が稼動を始める他、砂糖きびの供給が十分にあることが増産の背景にあるという。

ベトナムコーヒー協会の副会長は31日、ダウジョーンズのインタビューに答え、07/08年度(10月-9月)の同国コーヒー輸出が1,500万袋と前年比で3.2%減少する見通しを示した。