2007年09月27日(木)
IGC、世界小麦生産見通しを600万トン引き下げ
[穀物・大豆]
国際穀物理事会(IGC)が27日に発表した世界の2007/08年度小麦生産推定は6億140万トンとした。前年度の5億9020万トンを上回るとの見方は維持したが、前月時点での推定6億700万トンからは引き下げである。オーストラリアの生産を2250万トンから1350万トンに大幅改定。欧州についてはフランス、英国と3大生産国の内2カ国の推定を引き下げ、この結果欧州連合(EU)全体でも140万トンの下方修正。また、アフリカの生産もモロッコの下方修正を反映して大陸全体で約100万トン引き下げた。インドや中国は引き上げた。2008/09年度については各地で価格上昇が生産意欲を高めて3%増反につながる可能性があるとの見方を示した。
コーンの生産は前年比10.2%増の7億6550万トンと推定している。前回報告の7億5520万トンから引き上げ、修正に寄与したのが米国推定。700万トン引き上げた。南米でもブラジルを400万トン多めの見方にシフトした。EUは逆に150万トン引き下げとなった。イタリア、ハンガリー、ルーマニアが要因。
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