2008年04月15日(火)
中国、向こう2年間の大量コーン買い付け可能性小さい・CNGOIC
[穀物・大豆]
中国政府系シンクタンクの国家穀物油種情報センター(CNGOIC)は15日、中国が向こう2年間コーンの大量買付けを行う可能性が小さいとの見方を発表した。センターのアナリストは国際価格の上昇を理由にしている。また、2007/08年度(10-9月)の供給が需要を 250万トン上回る見通しも指摘。今年の生産が前年を0.7%上回ると予想しているうえ、政府の工業用消費規制が供給を押し上げるという。
同氏による2007/08年度のコーン輸出見通しは政府規制の影響から前年より81%落ち込み、100万トンにとどまるとなっている。消費については、工業用が前年度を150万トン上回る3800万トン、飼料向けが400万トン増えて9550万トンと予想。
CNGOIC の別のアナリストは、2008/09年度に大豆輸入がスローダウンする見通しを示した。生産増加の見方に基づいての予測という。2007/08年度の大豆輸入が前年比18.3%増の3400万トンと推定されるのに対し、来年度は2.9%増の3500万トンにとどまるとみている。
Posted by 直