2009年01月07日(水)
12月ADP民間雇用数は前月から69.3万人減少
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、2008年12月の非農業部門民間雇用数は前月比69万3000人減った。2月から11ヶ月連続減少で、また2000年の記録開始以来最大のマイナス幅である。11月の前月比は従来推定で47万2000人だったのから47万6000人、10月分は33万4000人から32万 8000人にそれぞれ改定。2008年はあわせて259万2000人のマイナス、月平均21万6000人の雇用減だ。
12月のセクター別雇用は、鉱業、建設含む製造業で22万人前月を下回り、2007年2月から23ヶ月連続減少を記録した。12月はやはり過去最大のマイナスでもある。製造業だけで前月から12万人減。13ヶ月続けて前月からダウンで、また2001年12月以来とちょうど7年ぶりの大幅減少だった。サービスは47万3000 人減り、これも調査史上最もきつい落ち込みだ。サービスは10ヶ月連続の前月比マイナスでもある。
ADPは先月半ばに労働省の雇用統計との開きを小さくするための調整を行った。なお、労働省が9日に発表する12月非農業部門雇用数について現時点での市場予想が47万5000人減少。11月時点で月平均1万9000人増の政府雇用を除き、民間だけで50万弱の雇用減少を見通している格好になる。
Posted by 直