2009年01月14日(水)
12月小売売上は前月から2.66%減少、予想大きく上回る落ち込み
[経済指標]
米商務省によると、2008年12月の小売売上高は前月比2.66%減少した。6ヶ月連続ダウンで、これは調査史上初めて。しかも、11月の減少率が速報段階での1.76%から2.13%に改定となり、12月はさらに速いペースで減った格好になる。市場予想以上の落ち込みでもあった。売上高は3432億 4200万ドルと、2005年9月以来の低水準を更新。12月は前年同月比較で9.81%減、過去最大のマイナスという。
12月は、ガソリンが15.85%と再び最もきつい減少だった。ただ、11月が速報での14.69%から18.28%に改定となったことから、12月はややペースが鈍化。また、ほかの項目で2ケタ減はなかった。それでもほぼ軒並み前月割れである。建設資材・造園や衣料品、デパート、フードサービスが揃って2%を超えるマイナスだった。無店舗販売や家具の減少も目立つ。健康管理だけが 0.41%と僅かにも増加した。
自動車及び自動車部品は0.70%減少し、自動車関連を除いた小売売上高が3.06%と調査市場最も大きな減少であり、市場予想も上回るマイナスだった。ガソリンを除いた小売売上高は前月から1.38%ダウン。自動車とガソリンを除いて1.54%のマイナスになり、これは2001年9月以来の大きな落ち込みと伝わっている。
Posted by 直