2009年04月09日(木)
USDA需給:小麦、コーン、大豆とも期末在庫は引き下げ
[砂糖]
米農務省が発表した4月の需給報告によると、小麦の08/09年度米国内需給は期末在庫が6億9,600万ブッシェルと前月から1,600万ブッシェル引き下げられた。供給面では輸入見通しが500万ブッシェルの小幅引き上げとなった一方、需要では先月末に発表された作付意向調査の結果を受けて種子需要が 100万ブッシェル引き上げられたほか、四半期在庫で予想以上の在庫取り崩しが進んだことを受けて残余需要が2,000万ブッシェル引き上げられた。
コーンの08/09年度国内需給は期末在庫が17億ブッシェルと前月から4,000万ブッシェルの引き下げ。供給面での修正はなかったが、先月末に発表された四半期在庫で予想以上の在庫取り崩しが見られたことを受け、残余需要が5,000万ブッシェル上方修正された。また、工業需要ではスターチの需要が 1,000万ブッシェル引き下げられた。
大豆の08/09年度国内需給は期末在庫が1億6,500万ブッシェルと前月から2,000万ブッシェル引き下げられた。供給面では輸入が300万ブッシェルの引き上げ。需要では中国に牽引されて好調なペースを維持している輸出需要が2,500万ブッシェル引き上げられた他、先月末の作付意向調査の結果を受けて種子需要が400万トン引き上げられた。一方、最近の景気低迷を受けて国内圧搾需要は 500万ブッシェル引き下げられた。大豆ミールは圧搾の引き下げによる生産見通しが20万トン引き下げられた。大豆油は国内生産が5,500万ポンドの下方修正、需要面は国内消費が1億ポンド引き下げられたものの、輸出が同じ量だけ引き上げられている。
Posted by 直