2009年12月02日(水)
11月ADP民間雇用は前月比16.9万人減、予想以上の落ち込み
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、11月の非農業部門民間雇用数は前月比16万9000人減となった。22ヶ月連続ダウンで、市場が予想していた以上の落ち込み。それでも、減少幅は3月に70万を超えてから縮小基調を続けており、11月は昨年7月以来の小幅マイナスである。また、10月の減少数が速報の20 万3000人から19万5000人に改定。9月分も22万人と、従来推定より 7000人少ない。
セクター別の雇用は、鉱業と建設を含む製造業で8万7000人減った。2007年1月から35ヶ月連続ダウン。ただし、マイナス幅は昨年8月以来で10万を下回った。一方、製造業だけだと8万 1000人のマイナスとなり、これは前月の7万9000人(修正値)以上の減少。2006年3月から45ヶ月続けての前月割れでもある。サービスは4万 4000人と20ヶ月続けて減少した。昨年5月以来の小幅マイナス。
ADP のデータは、労働省が手掛ける雇用統計の集計方法に近いという。労働省が4日に発表予定の11月非農業部門雇用数について現時点の市場予想は政府セクターも含めて約12万人減少となっている。10月の非農業部門雇用数は19万人減、民間だけでも19万人のマイナスだった。
Posted by 直