2009年12月04日(金)
11月失業率は9.99%に低下、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した11月の失業率は9.99%となった。ほぼ10%であるが、前月の10.20%からは4ヶ月ぶりの低下。市場予想も下回った。
失業率の母数で、実際に就労中の人や就職活動を行なっている失業者、学生など自己申告をベースとした労働力人口は前月を下回った。労働力人口への参加率は前月の65.1%から65.0%に下がり、1986年2月以来の低水準だ。労働力人口に参加しなかった向きが6ヶ月連続で増え、仕事を求めている向きは3ヶ月続けて増加。
労働力人口のうち失業者が前月比2.07%減り、4ヶ月ぶりのマイナス転落となった。就業者は0.16%増加。小幅ながらも前月を上回ったのは4月以来で、今年2回目である。それでも、就業者が労働力人口で占める比率は前月と同じ58.5%で、これは1983年10月以来の低水準。
Posted by 直