2009年12月23日(水)
11月新築住宅販売は前月比11.25%の大幅減、予想も下回る
[経済指標]
米商務省によると、11月の新築一戸建て住宅販売は年率で35万5000戸だった。前月比11.25%、3ヶ月ぶりのマイナス転落。この結果、販売は4月以来の低水準となり、市場予想も下回った。なお、10月の販売が速報の43万戸から40万戸に改定となり、また9月の販売が39万3000戸、8月分40 万8000戸とそれぞれ従来推定より少ない。
市場別には、中西部以外揃って減少した。特に、南部で21.15%と最もきつい落ち込み。しかも、販売件数は17万9000戸と1991年1月以来の低水準である。中西部は21.43%増加し、前月に落ちた分を戻した。前年比較の販売も中西部で 23.64%増え、ほかの市場ではダウン。このうち北東部が23.68%で最大のマイナスだった。全国あわせて一年前を8.97%下回る。
住宅ストックは23万5000戸と、1971年4月以来の低水準となった。前月比2.08%減。2007年5月から減少を続けている。それでも販売の落ち込みにより、前月時点で7.2ヶ月分(修正値)のストックは11月に7.9ヶ月分となった。これは5ヶ月ぶりの高水準だ。販売価格は中間値で前年比 1.90%下落して21万7400ドル。平均値も前年より3.38%低い。
Posted by 直