2010年02月16日(火)
2月住宅市場指数(HMI)は17に上昇
[経済指標]
全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した2月の住宅市場指数(HMI)は17となった。前月から2ポイント上昇し、昨年9月以来のプラス転換。指数は3ヶ月ぶりの高水準である。前年同月の9も上回った。
一戸建て住宅販売の現状を示す指数は2ポイント上がって17となった。前年の7と比べても高い。見通し指数は27。前月比1ポイント、前年同月比較で12ポイントそれぞれ上昇。いずれの指数もHMI同様に3ヶ月ぶりの高水準である。見込み客の活況度を表す指数が前月と同じ12だった。前年同月より1ポイントアップ。
NAHBの会長は、低金利や住宅価格に値ごろ感があること、また多くの市場が落ち着き始め、さらに税金控除プログラムなど住宅購入に引き続き適した環境であることを指摘し、建設業者もやや楽観的になってきたと分析した。協会チーフエコノミストは税金控除などの効果を挙げるとともに、労働市場の回復にも触れる。それでも、差し押さえがなお多いことや、建設計画を進めるにあたっての資金調達難などで住宅市場の伸びが制限されるともいう。
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2月ニューヨーク連銀指数24.91、予想上回る
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した2月の製造業景況感指数は24.91となった。1月の15.92から上昇して、昨年10月以来の高水準。市場予想も上回った。
雇用が前月の4.00に対し、2月は5.56と昨年8月以来の高水準だ。在庫がゼロ。2008年9月から続いたマイナス圏での推移が一服した格好になる。受注残は2.67から2.78に上昇し、これは2007年10月以降最高を更新した。一方、新規受注が一ヶ月前に 20.48だったのから8.78に落ち込んだ。出荷も前月の21.07を下回る15.14。納期はマイナス6.94と昨年8月以来の低水準となった。
生産コストを示す支払い指数が前月の32.00より若干低い31.94だった。反面、販売価格を表す受取り指数は2.67から4.17にアップ。これは2008年11月以来の高水準を更新だ。
6ヶ月先の期待指数は52.78となった。前月に56.00だったのから低下。しかし、活動別ではまちまちである。下がったのが設備投資で、前月の33.33 から27.78にダウン。テクノロジーだけでも投資は前月の13.33に対して2月は12.50。受注残は前月の半分以下になる11.11で、これは昨年 10月以来の低水準だ。反面、新規受注と出荷はいずれも前月より高い55.56。受注が2006年2月以来、出荷は2006年1月以来の高水準だ。雇用は 27.78と3ヶ月ぶりの高水準。在庫は5.33から12.50に上がり、2008年2月以降最高となった。
物価見通しに関すると、支払いが50.00と前月の54.67より低い。受取りは前月の20.00からやや上がって20.83。
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2010年02月12日(金)
2月ロイター/ミシガン大消費者指数は73.7に低下、予想も下回る
[経済指標]
2月のロイター/ミシガン大消費者指数速報値は73.7となった。前月の74.4から低下で、市場予想を下回る。6ヵ月後を占う期待指数が70.1から66.9にダウン。しかし、現状指数は84.1と、前月の81.1から上昇した。
インフレ予測は1年後の上昇率が2.7%となり、これは前月の2.8%より低い。5年後も前月の2.9%から2.8%にダウン。
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