2010年02月25日(木)
2010年世界小麦作付予測引き上げ、コーン増反見通し・IGC
[穀物・大豆]
国際穀物理事会(IGC)は25日に発表した世界穀物需給の月次報告で、2010年の世界小麦作付が2億2200万ヘクタールになるとの見通しを発表した。前年から0.8%減少の見方だが、従来見越していたよりも100万ヘクタールの引き上げ。典型的なイールドになることを前提に生産は6億5900万トンになると予想し、これも600万トンの上方修正である。
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ベネズエラは目先増産の必要ない、石油相
[エネルギー]
ベネズエラのラミレス石油相は25日、同国に増産計画はないと発表した。現時点で生産量の変更は必要ないと述べている。政府は現行の生産量を日量300万バレル近いというが、民間の推定は同230万バレル前後と開きがある。
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世界コーヒー在庫、3年間の供給不足で底つく目前・ICO高官
[コーヒー]
国際コーヒー機関(ICO)高官のオゾリオ氏は25日の米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、世界のコーヒー在庫について3年間の供給不足の結果、底をつく目前にあると述べた。これまでは在庫で伸び続ける世界消費に対応していたが、アフリカから東南アジア、中南米と地域を越えて生産改善がないと需要を補えなくなるとコメント。
オゾリオ氏によると、世界生産は過去5年間で年平均1億2200万袋となっている。一方、消費は2000年に1億400万袋だったのが2009年には1億3200万袋に膨らみ、在庫の取り崩しが進むのも無理はないとの見解。同氏はグアテマラでのコーヒー会議に出席するが、その際に生産国と消費国それぞれに需給バランスに向けた明確な政策方針を打ち出すよう呼びかけるという。また、世界的なコーヒーの樹の植え替えを促進する意向も示した。
ICOでは、2009/10年度の世界コーヒー生産を1億2360万袋と見越す。これに対し、2010年の需要が前年から1.5-2.0%増加し、最低1億3400万袋になると見通している。
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失業保険新規申請件数は49.6万件に増加、09年11月以来の高水準
[経済指標]
米労働省が発表した2月20日までの週の失業保険新規申請件数は前週比2万2000件増の49万6000件だった。昨年11月14日以来の高水準で、市場予想も上回る。また、申請件数はこれで2週連続増加。なお、前週の申請件数は速報の47万3000件から47万4000件に上方修正された。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は20日時点で47万3750件だった。これは昨年11月28日以降最大である。前週の46万7750件(修正値)からは3週間ぶりのプラス転換だ。
2月13日時点の失業保険継続受給件数は461万7000件となった。前週分が速報の456万3000件からか461万1000件に僅かな上方修正。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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2009/10年度フィリピン粗糖生産推定、2.4%の下方修正
[砂糖]
フィリピン砂糖管理局の幹部は25日、2009/10年度(9-8月)の国内粗糖生産推定を2.4%引き下げ213万トンとしたことを発表した。悪天候や肥料コストの高騰が影響して、イールドが落ちているのを理由にしている。同氏は、まだ稼働が続いている製糖所もあることから、生産推定を改めて改定する可能性があるという。
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2010年02月24日(水)
米景気支援で依然として超低金利政策必要・FRB議長議会証言
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は24日に米下院金融サービス委員会で米景気は依然として持続的な回復に至っていないと証言し、事実上のゼロ金利政策が必要との見解を示した。議長は景気の立ち直りに自信を表しながらも、本格的な改善を確保するまで超低金利政策を維持する意向を示唆。また、目先のインフレリスクは小さいとみていることからも長期的な超低金利政策を維持しやすいとした。
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1月新築住宅販売30.9万戸、予想外の減少で過去最少更新
[経済指標]
米商務省によると、1月の新築一戸建て住宅販売は年率で30万9000戸だった。前月比11.21%減少で、予想外の3ヶ月連続ダウンである。しかも、マイナス幅は2009年1月以来で1割を超えた。この結果、販売は過去最少を更新した。なお、2009年12月の販売が速報の34万2000戸から34万 8000戸に改定。また、11月分が36万2000戸、10月分は40万戸とそれぞれ従来推定の37万戸、40万 8000戸より下方修正された。
市場別では中西部を除いて前月から減った。北東部が35.14%と最もきつい落ち込みとなり、2万1000戸の販売件数は昨年4月以来の低水準である。西部では11.90%減少し、昨年3月の7万4000戸に並んだ。南部では9.50%のマイナスによって16万2000戸と1974年12月以降最小を記録。中西部の販売は2.08%増加で、2ヶ月ぶりのプラス転換だ。前年比較の販売は西部の13.85%増以外ダウン。全国あわせて一年前から6.08%減少した。
住宅ストックは23万4000戸となった。前月から0.43%増え、2007年 5月から続いていた減少が止まった格好になる。販売の落ち込みもあって、住宅ストックは9.1ヶ月分に相当。昨年5月以来で9ヶ月を超えた。販売価格は中間値で前年同月比2.44%下落して20万3500ドル。一方、平均値は前年より3.79%高い。
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中国、IMFの保有金買収見送る可能性・地元紙報道
[メタル]
中国の英字紙は24日、中国が国際通貨基金(IMF)の保有金買収を見送る可能性を報じた。報道によると、地元金協会関係者が市場混乱を避けるためとのとの見解を示した。中国は海外鉱山からの買い付けによって金の備蓄積み増しを選ぶともいう。ただし、協会の副会長は、政府政策に言及することはできないと述べたことも伝えている。
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黒海周辺国からの小麦輸出、大雪の影響で最高1ヶ月半の遅れ
[穀物・大豆]
黒海周辺国からの小麦輸出が大雪の影響で1ヶ月から1ヶ月半遅れていると報じられた。トレーダーなどによると、荷積みはもちろん、港までの輸送も不可能な状態。被害は規模にして数十万トンになり、一部出荷の中止もあるという。特にウクライナからの輸出に影響が出ているとも伝わっている。ただ、ここ数日間は天気も改善し、出荷再開期待がある模様。
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2009/10年度世界コーヒー生産見通し引き下げ・独FOリヒト
[コーヒー]
ドイツ調査会社FOリヒトは24日、2009/10年度の世界コーヒー生産が1億2470万袋になるとの見通しを発表した。従来予測の1億2700万袋から引き下げ。コロンビアで事前予想を下回っていることを理由にしている。また、最新予測は前年比較で7.6%減少となり、これはブラジルが生産周期出浦作に当たるためという。
リヒト社は、2009/10年度の世界消費を前年比1.5%増の1億3100袋予想とした。2008/09年度に前年比0.7%増と過去10年間の平均伸び率2.%を下回るのを見越すが、2009/10年度にペースが加速する見方だ。
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