2009年12月07日(月)
米景気改善でもペースは緩慢・FRB議長講演
[要人発言]
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は7日の講演で、来年にかけて景気改善を続けても雇用低迷と資金調達難によって立ち直りペースは緩慢との見方を示した。先週末に発表の雇用統計など強気の経済指標が有ることを認識しながらも、持続的な回復局面に入ったと確信するのはまだ早いと慎重に構える。
このため、会場との質疑応答で景気の2番底について問われると、可能性は拭えないとも返答した。それでも、現時点では緩やかな回復を見込むと繰り返す。超低金利政策を長期継続を見越し、一方で力強い景気回復が始まったらインフレを防ぐために金融緩和政策の出口戦略に着手すると述べた。
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2009年11月16日(月)
FRB議長、2010年の緩やかな経済成長と落ち着いた物価見通し維持
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は16日の講演で、2010年の緩やかな経済成長と落ち着いたインフレを引き続き見込んでいることを明かした。金融市場の幅広い改善、また最終需要に回復サインがみられるためという。
ただし、目先はまだ試練が残ると慎重姿勢も保つ。経済活動がまだ弱く、失業率は高すぎるとコメント。景気回復にブレーキがかかるリスクがあることにも認識を示し、また景気拡大の再開でも失業率を著しく下げることはないだろうという。融資蓋然として抑制されていることもマイナス要素として挙げた。
Posted by 直
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