2010年02月17日(水)
フィラデルフィア連銀総裁、FRBバランスシート縮小支持示す発言
[要人発言]
フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は17日の講演で、米連邦準備理事会(FRB)のバランスシート縮小に支持を示す発言をした。金融危機が起きる前の状態に戻すには時間を要するが、景気回復に力強さが伴い次第実施するのが望ましいとコメント。住宅ローン担保証券など売却し、財務省証券(Tビル)や短期物国債に比重を高めたバランスシートにすることを提案した。
総裁はこのほか、金融機関救済でのFRBの対策に批判的な発言もした。現在、FRBへの非難があるのも無理はないとし、また金融政策方針の決定において政治的な要素があるなどともコメント。FRBによる緊急融資の権限は撤廃あるいは制限するべきだとも述べた。
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2010年02月10日(水)
米経済しっかりしてから出口戦略に・FRB議長証言草稿
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は10日に予定していた議会証言の草稿を発表し、経済情勢が十分にしっかりしてからの金融引き締め実施に向けた出口戦略を取り上げた。ただし、現時点ではまだ金融緩和政策を必要とする状態との見方を示し、出口戦略の導入時期に触れていない。
議長は緊急流動性プログラムの終了に向けて公定歩合を引き上げるとしながら、これはあくまでも情勢の正常化を反映したモノとであり、金融引き締めの一環ではないと強調した。このため、フェデラルファンド金利を歴史的な低水準で長期維持する意向は変わらないという。融資機関の縮小などともに近いうちに実施を検討するとしている。
証言は下院金融サービス委員会の公聴会で行う予定だったが、大雪の影響から議会が閉鎖となったことで延期になった。新しい日程は未定。
Posted by 直
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