2008年11月11日(火)
価格下落続けば緊急総会の可能性も、イランOPEC代表
[エネルギー]
イランのハティビOPEC代表は11日、ダウジョーンズのインタビューに答え、このまま石油価格が下落を続ければ OPECは12月17日に予定されているアルジェリア総会より前に緊急総会を開く可能性があるとの見方を示した。先月24日の緊急総会で合意した日量 150万バレルの減産の遵守状況については、十分に行われているとしながらも、生産を減らしても市場は依然として供給過剰の状態にあるとした。
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ブラジル中部・南部砂糖きび収穫、1日時点で前年比8.8%増
[砂糖]
ブラジル砂糖きび生産者協会(Unica)は11日、2008/09年度の中部・南部砂糖きび圧搾が1日時点で前年同期を8.8%上回る4億1230万トンになったと発表した。Unicaによると、砂糖きびの59.4%がエタノール生産、残りが砂糖生産と用途別の比率は先月半ば時点から変わらない。この結果、1日までの砂糖生産は前年同期を4.7%下回る2260万トンという。
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ICO、08/09年世界コーヒー生産見通し据え置き
[コーヒー]
国際コーヒー機関(ICO)は11日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の世界コーヒー生産見通しを1億 3100万袋で据え置いた。最新情報の不在を理由にしている。一方、2007/08年度の生産推定は従来の1億1775万5000袋から1億1819万袋にやや改定。この結果、2008/09年度は前年比10.8%増と前月報告より僅かに緩い伸びを見ている格好となる。
ICOは消費について1997年から2007年までの10年間に21.0%増え、2007年にはさらに2.9%増とした。2008年にはこうした伸びトレンドを維持し、1億 2700万-1億2800万袋とみている。現行の金融危機にもかかわらず伝統的な消費国で需要はとりあえず安定しているという。また、途上国や輸出国での著しい増加を挙げているが、途上国における見通しが金融危機を背景に不透明とも指摘した。
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2008/09年度世界砂糖、360万トンの供給不足見通し・ISO
[砂糖]
国際砂糖機関(ISO)は11日に発表した四半期ごとの砂糖需給レポートで、2008/09年度は360万トンの供給不足になるとの見方を示した。従来の390万トンより少なめの需給逼迫見通しに転じた格好である。生産を1億6160万トンから1億6230万トンに改定。前年比3.8%減を見越す。欧州とインドの不作をブラジルにおける260万トン増加で補う見通しという。消費は前年度を2.4%上回る1億6590万トンに小幅引き上げた。
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中国の2008年金生産は285-300トンに、中国金協会会長
[メタル]
中国金協会の会長は11日、北京で開かれている中国マイニング・エキスポでスピーチを行い、同国の今年度の金生産は285トンから300トンに達するとの見通しを示し、世界一の産金国になるとした。前年の生産量は271トン。
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2008年11月10日(月)
コロンビア砂糖スト、終了間近・業界関係者
[砂糖]
コロンビア砂糖生産者協会(ASOCANA)は10日、砂糖きびの刈り入れ作業員によるストライキが終了間近と述べた。ストは9月15日に労使交渉が決裂してから国内生産の大半を占めるヴァル・デル・カウカの8つの製糖所でスタート。しかし、このうち5つの製糖所では今週末に和解し、作業員の大半が現場に復帰したという。残る3つの製糖所でも交渉中で、今週にもストが終わる可能が十分ともコメントしている。
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非OPEC産油国にも協力を求める、イラン石油相
[エネルギー]
イランのノザリ石油相は10日、記者団の質問に答え、来月17日にアルジェリアで開かれるOPEC総会では石油市場の需給バランスをどのように保つかが最重要課題になると指摘、非OPEC産油国にもこの取り組みに協力を要請する意向を示した。また、アルジェリア総会以前に緊急総会を開くことはあるのかとの問いには、このまま価格が下落を続ければその可能性もあると答えた。
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2009/10年度世界砂糖需給、前年度以上の逼迫見通し・ISO
[砂糖]
国際砂糖機関(ISO)は10日、2009/10年度の世界砂糖需給が前年度以上に逼迫する見通しを発表した。インドの不作を理由に挙げている。なお、ISOでは現時点で2008/09年度に390万トンの供給不足になるとみており、これは生産1億6165万トン、消費1 億6555万トンの見方をベースにしている。今月終わりに四半期ごとのレポート発表予定で、この中での改定の可能性もあるようだ。
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OPEC減産を受け入れられない、エクアドル石油相
[エネルギー]
エクアドルのパラシオス石油鉱物相は10日、同国はOPECの減産決定を受け入れられないとの立場を明らかにした。我々は小国で生産量も極めて少なく、生産枠も超過していないと主張、来月のOPEC総会で優遇措置を求める考えを示した。石油相はまた、価格引き上げのための減産には同意するが、減産は生産枠を超過している国が行うべきとも述べた。
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USDA需給:コーン在庫は小幅引き上げ、大豆在庫は修正なし
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が発表した需給報告によると、08/09年度の米国内小麦需給は期末在庫が6億300万ブッシェルと前月から200万ブッシェル引き上げられた。今年度の冬小麦作付が当初の予想よりも少ないとの見方が強まったことを受け、種子需要が200万ブッシェル引き下げられたのが背景にある。その他の項目に修正は見られない。
08/09年度の米国内コーン需給は、供給面ではイールドが僅かに引き下げられたのに伴い生産が 1,300万ブッシェル下方修正された程度で、大きな変化は見られなかった。需要面では輸出が19億ブッシェルと5,000万ブッシェルの下方修正、この結果期末在庫は3,600万ブッシェルの引き上げとなった。07/08年度はエタノール需要が2,600万ブッシェル引き上げられたが、飼料および残余の需要が引き下げられたことなどで期末在庫の修正には至らなかった。
08/09年度の米国内大豆需給は、供給面ではイールドが僅かに引き下げられたのに伴い生産が1,700万ブッシェルの下方修正。需要でも国内圧搾が1,500万ブッシェルの引き下げ、残余も引き下げとなったことから結果的に期末在庫は2億500万ブッシェルで前月から据え置きとなった。大豆ミールも生産、消費共に引き下げられたことで、期末在庫は修正なし。大豆油は生産の引き下げが輸出の引き下げを上回ったため、期末在庫は2,400万ポンド引き下げられた。
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