2008年11月24日(月)
オバマ米次期大統領、NY連銀総裁を正式指名
[金融・経済]
オバマ米次期大統領は24日に記者会見を開き、ガイトナー・ニューヨーク連銀総裁を財務長官に正式に指名した。このほか、カリフォルニア大学バークレー校のローマー教授を経済諮問委員会(CEA)委員長、サマーズ元財務長官を国家経済会議(NEC)委員長にそれぞれ起用することも明らかにした。
オバマ次期大統領は、会見では景気についても言及し、改善前にさらに悪化する懸念を示した。一分たりとも無駄にできないとして、ガイトナー総裁などはすぐに景気対策の考案に取り掛かるという。また、1月には議会の可決が必要ともコメント。ただ、景気刺激に十分な措置を講じるとして、具体的なテコ入れの規模に振れるのは避けた。景気を立ち直らせるのに一時的にも財政赤字がさらに膨らむのは避けられないことも指摘している。
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10月の中古住宅販売498万戸、予想下回る
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した中古住宅販売は10月に年率換算で前月比3.11%減の498万戸となった。市場予想を下回る。なお、9月の販売件数は速報段階での518万戸から514万戸に修正。
10 月の販売は全ての市場で前月割れである。このうち北東部が4ヶ月ぶりにマイナス転落し、5.98%と市場別で最もきつい。南部の3.16%が2番目に大きな減少で、こちらは3ヶ月ぶりに落ちた。西部と北東部は1%強減った。前年比較すると全体で1.58%ダウンである。南部で一年前を10.24%下回り、北東部と中西部も1割近いマイナス。しかし、西部だけは37.50%増加した。
住宅ストックは前月比0.89%減の423万4220戸だった。販売も振るわなかったことから、ストック/販売比率は前月の10.0ヶ月(修正値)から10.2ヶ月にややアップ。販売価格は中央値で18万 3300ドルだった。前年同月と比べて11.32%下落。4市場揃って前年から下がり、このうち西部で26.98%と最も大きな落ち込みである。平均値にしても全ての市場が前年を下回り、全体で11.92%のマイナス。
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7-9月期の産金業者ディヘッジングは203万オンス
[メタル]
ゴールドフィールズ・ミネラルサービス(GFMS)は24日にソシエテジェネラルと合同で調査した7-9月期のヘッジブックを発表し、産金会社のヘッジ量が9月末時点で1692万オンス(526トン)となったことを示した。6月末から203万オンス(63トン)減少。 2006年終わり以来の小幅マイナスという。7-9月期のディヘッジングで、大手アングロゴールドとバリック・ゴールドの2社あわせて176万トン(55 トン)と大半を占めた。
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インド農相、小麦生産の増加見通し
[穀物・大豆]
インドのパワール農相は23日、今年の秋から冬にかけて作付の小麦生産が前年度の7840万トンを上回る見通しを発表した。具体的な予測は明かしていないが、土壌水分が高く収穫見通しを明るくしているという。作付は現時点で約840万ヘクタールと、一年前の850万ヘクタールを下回っている。これはウッタル・プラデシュ州で砂糖きび収穫がなお続いているために作業が遅れていることが背景にあるとした。
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2008年11月21日(金)
コロンビア主要コーヒー生産地で火山噴火、収穫には影響なし
[コーヒー]
コロンビア南西部の国内4番目のコーヒー生産地ウイラで火山が20日夜に噴火したと報じられている。周辺住民は避難した模様。しかし、地元のコーヒー組合は、リスクの高い地域にコーヒーの樹が限られることを指摘し、現在行われている収穫にも影響しないと述べている。
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イタリア議会、景気テコ入れで保有金売却検討へ・地元紙報道
[メタル]
イタリアのビジネス紙は21日、同国議会が景気刺激策としてイタリア中央銀行の保有金売却を取り上げるとの金融委員長による発言を報じた。報道では、財務相が以前から債務削減と財政再編を図って検討してきたという。ただ、イタリアは欧州中央銀行(ECB)の厳しい金売却規定を遵守しなければならない。同紙によると、イタリアの保有金は約440億ユーロと推定される。
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OPEC、原油50ドル割れの場合には対応するべき・リビア代表
[エネルギー]
リビアのガーネム国営石油代表は21日のメディアインタビューで、原油価格が1バレル50ドルを割り込んだ場合に石油輸出国機構(OPEC)は何らかの措置を講じるべきだと述べた。また、価格下落が消費減少によるものか、投機筋が背景にあるのか調べる必要があるともコメント。同氏は先週、OPECによる一段の減産を強く要請する発言をしていたが、本日のインタビューで29日の総会における生産削減を具体的に提案するには至らなかった。
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2009年のインド小麦生産、増加の可能性・政府科学者
[穀物・大豆]
インドの政府系調査機関に勤める科学者は米通信社とのインタビューで、2009年の国内小麦生産増加に前向きな見方を示した。これまでのところ天気に恵まれており、増反が見込まれるためという。同氏によると、作柄は良好である。しかし、1月と2月の穂孕み期の気温が収穫規模を決めるともコメントした。
インドの小麦は、11月に作付、3月に収穫となる。しかし、今年は降雨で土壌水分が高まり、通常より早く作付開始となった。同氏は、西部や中央の一部では作業がほぼ完了していることを指摘。一方で、ほかの作物収穫との関係から遅れ気味なところがあることや前年割れ見通しの地域もあることを示した。
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インド、2008/09年度は砂糖純輸出見通し・ISO
[砂糖]
国際砂糖機関(ISO)のエコノミストは21日、インドが2008/09年度に砂糖の純輸出国になる見通しを示した。輸出が1万5000トン輸入は約50万トンをみているという。しかし、2009/10年度には純輸入国に転じる可能性も指摘した。
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