2008年11月13日(木)
10月の米差し押さえ件数、再び前月比増加
[経済指標]
米不動産情報のリアルティトラックが13日に発表した月次レポートによると、10月の差し押さえ件数は27万9561件となった。前月を5.1%上回り、9月に3ヶ月ぶりのマイナス転落したのから再び増加に戻った。前年同月との比較では24.6%増加。34ヶ月連続の前年比プラスという。
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ストラテジーグレイン、2009年のEU穀物小幅減反見通す
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは13日に発表した月次市場報告で、2009/10年度の欧州連合(EU)穀物作付が前年をやや下回るとの見方を示した。2008/09年度は前年比5.9%増の5960万ヘクタールと推定しており、前月の報告より30万ヘクタール引き上げでもある。しかし、次年度は約2%減反するとの見方。今年の利益マージン低下を理由にコーンや小麦、オオムギが前年割れとなるのをみているという。ただし、油種は小幅増反を予想しているという。
ストラテジーグレインは2008/09年度のEU穀物生産推定を再び引き上げた。前回報告での3億860万トンから3億1040万トンに改定。前年比21.2%増加を見越している。作物別で最も規模の大きい小麦生産は前年比25.3%増の1億4010万トンとみており、前月時点での1億3950万トンを上回る。コーンについては前回報告での推定6040万トンから6100万トンに引き上げた。前年比27.6% 増の見方だ。
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失業保険申請件数は3.2万件増加、01年9月以来の50万件台
[経済指標]
米労働省が発表した8日までの週の失業保険新規申請件数は51万6000件となった。50万を超えたのは2001年9月29日までの週に51万7000件を記録して以来。市場予想も大きく上回った。前週分が速報段階での48万1000件から48万4000件に改定。この結果、直近週の前週比較は3万 2000件増え、これは7週間ぶりの大幅プラスだ。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は49万1000件だった。15週連続の40万台で、1991年3月以来の高水準でもある。
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OPEC、今月29日に緊急総会開催か
[エネルギー]
OPEC代表筋は13日、ダウジョーンズの取材に対し、OPEC加盟国は今月29日にカイロで開かれるアラブ石油輸出国機構(OAPEC)の総会にあわせて緊急総会を開き、石油価格の下落や世界の経済状況について協議する可能性があるとの見方を示した。OAPECには、非加盟国であるナイジェリアが既に参加の意向を示している。
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IEA、2009年度世界石油需要見通しを67万バレル引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2009年の世界石油需要を日量8,654万バレルと前月から 67万バレル引き下げた。2008年度の需要も33万バレルの引き下げ、IMFが先に発表したレポートで世界経済の成長見通しを引き下げたことが背景にあり、需要の伸びは過去25年間で最低になるという。非OPEC諸国の生産見通しは2009年が日量5,030万バレル、2008年が4,970万バレルとそれぞれ前月から14.5万バレル、8.5万バレルの引き下げ。OPECの10月生産量は日量3,210万バレルと前月からほぼ横ばいとなった。
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2008年11月12日(水)
米政府、不良資産買い取り見送りノンバンクに資本注入へ
[要人発言]
ポールソン米財務長官は12日の記者会見で、金融安定化法に基づいて予定していた金融機関からの不良資産買い取りを当面見送ると明かした。公的資金の用途として効果的でないとの判断という。新たにノンバンクへの資本注入計画を公表。ノンバンクは自動車ローンやほかの消費者向け融資を通じて支援の必要性があることを指摘したただ、ノンバンクは当局の管轄外であることも認識し、制度を作るのに数週間かかると述べた。
長官はこのほか、総額7000億ドルを妥当として、議会に追加資金を要請する必要はないと述べた。また、オバマ次期大統領の経済顧問チームとは今週初めに話し合いを設けたともいうが、具体的に触れるのは見送っている。
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EIA、2009年世界石油需要見通しを99万バレル下方修正
[エネルギー]
米エネルギー省情報局(EIA)は12日に発表した短期アウトルックで、2009年度の世界石油需要を日量8,593万バレルと推定、前月から99万バレル下方修正した。米国の44万バレルを筆頭に、OECD諸国全体の需要見通しを63万バレル下方修正、新興国でも中国の需要見通しを8万バレル引き下げるなど、全体で36万バレル引き下げた。また、2008年度の需要も25万バレル下方修正しており、前年からの伸びは2008年が8万バレル (0.09%)、2009年が4万バレル(0.05%)と2年連続してほぼ横ばいに近い状態になるとしている。
2009年度の世界石油供給は日量8,572万バレルと前月から107万バレルの下方修正。OPECが減産を決定したのに伴い、生産見通しを原油分だけで46万バレル、コンデンセートなどを加えて76万バレル下方修正したのが主な要因。非OPEC産油国ではカナダやメキシコの引き下げが目に付いた。OPECの10月産油量は日量 3,233万バレルと前月から7万バレル減少。サウジの生産が10万バレル、カタールも7万バレル減った一方、油田トラブルの解決によってアンゴラの生産が13万バレル増加した。イラクとインドネシアを除く11ヶ国の生産量は日量2,916万バレルで、9月9日の総会で合意した2,880万バレルの生産枠を36万バレル超過している。また、生産余力はサウジを中心に日量193万バレルあると推定した。
2009年度のWTI原油価格見通しは 1バレル63.50ドルと前月から48.50ドルの大幅下方修正となった。2008年度の平均価格も101.45ドルと10.12ドル引き下げている。 2009年度のレギュラーガソリン平均小売価格は1ガロン2.37ドル、ディーゼル燃料は2.73ドル、暖房油は2.63ドルとそれぞれ前月から1.19 ドル、1.18ドル、1.17ドル引き下げた。
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仏ONIGC、08/09年度の自国軟質小麦生産推定引き下げ
[穀物・大豆]
仏穀物局(ONIGC)は12日に発表した国内穀物レポートで、2008/09年度の国内軟質小麦生産推定を前年比21.5%増の3739万トンとした。これは10月の報告での3746万トンから小幅の下方修正となる。
輸出については、欧州連合(EU)圏内での見通しを730万トンから711万トンに引き下げ、前年度の729万7000トンから減少の見方に転じた。ベルギーとオランダの販売が黒海周辺国との競争に押されて振るわないことを取り上げている。一方、圏外への出荷については前月時点での850万トンから900 万トンに上方改定。前年比83.2%増加の見方である。前月に続く一段の引き上げで、ユーロ下落から国際市場での競争力が高まり、またウクライナ産に品質問題があったことも寄与しているという。期末在庫は前年度の268万6000トンから361万8000トンに膨らむと見通している。前回報告時でみていた 396万トンから引き下げた。
2008/09年度のコーン生産推定は1433万6000トンから1541万9000トンに大きく引き上げた。前年度の1433万5000トンから7.4%増加の見方。EU内輸出見通しを前年比2.6%増の509万トンと見越しており、これは前回報告での 524万トンより削減した格好である。しかし、圏外では30万トンから45万トンに引き上げ、前年度の21万4000トンの2倍を超える。期末在庫は前年度の214万7000トンに対して304万トンになるとみている。前回報告での218万3000トンから大きく引き上げた。
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11月のウガンダコーヒー輸出、25万袋に増加見通し
[コーヒー]
ウガンダコーヒー開発局(UCDA)は12日、11月の輸出が25万袋に増える見通しを発表した。農家による 2007/08年度産放出が続いているためといい、前年同月の19.万8864袋、また前月の17万9564袋をそれぞれ上回るのをみている。UCDAによると、農家は8月に価格下落を理由に売り渋っていたが、2008/09年度の収穫が近付いていることから売却を始めた。
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世界石油需要は2030年に1億600万バレルまで増加、IEA
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)が12日、2008年度の世界エネルギーアウトルックを発表した。世界のエネルギー需要は 2006年から2030年の間に45%、年平均で1.6%増加すると予想。そのうち化石燃料の需要が80%を占めるという。また需要増加分の半分は中国とインドが占めるとの見方も示した。バイオ燃料をのぞく世界石油需要は年平均1%のペースで増加を続け、2007年度の日量8,700万バレルから2030 年には1億600万バレルになるとした。
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