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2008年11月12日(水)

米政府、不良資産買い取り見送りノンバンクに資本注入へ
 [要人発言]

ポールソン米財務長官は12日の記者会見で、金融安定化法に基づいて予定していた金融機関からの不良資産買い取りを当面見送ると明かした。公的資金の用途として効果的でないとの判断という。新たにノンバンクへの資本注入計画を公表。ノンバンクは自動車ローンやほかの消費者向け融資を通じて支援の必要性があることを指摘したただ、ノンバンクは当局の管轄外であることも認識し、制度を作るのに数週間かかると述べた。

長官はこのほか、総額7000億ドルを妥当として、議会に追加資金を要請する必要はないと述べた。また、オバマ次期大統領の経済顧問チームとは今週初めに話し合いを設けたともいうが、具体的に触れるのは見送っている。

Posted by 直     

EIA、2009年世界石油需要見通しを99万バレル下方修正
 [エネルギー]

米エネルギー省情報局(EIA)は12日に発表した短期アウトルックで、2009年度の世界石油需要を日量8,593万バレルと推定、前月から99万バレル下方修正した。米国の44万バレルを筆頭に、OECD諸国全体の需要見通しを63万バレル下方修正、新興国でも中国の需要見通しを8万バレル引き下げるなど、全体で36万バレル引き下げた。また、2008年度の需要も25万バレル下方修正しており、前年からの伸びは2008年が8万バレル (0.09%)、2009年が4万バレル(0.05%)と2年連続してほぼ横ばいに近い状態になるとしている。

2009年度の世界石油供給は日量8,572万バレルと前月から107万バレルの下方修正。OPECが減産を決定したのに伴い、生産見通しを原油分だけで46万バレル、コンデンセートなどを加えて76万バレル下方修正したのが主な要因。非OPEC産油国ではカナダやメキシコの引き下げが目に付いた。OPECの10月産油量は日量 3,233万バレルと前月から7万バレル減少。サウジの生産が10万バレル、カタールも7万バレル減った一方、油田トラブルの解決によってアンゴラの生産が13万バレル増加した。イラクとインドネシアを除く11ヶ国の生産量は日量2,916万バレルで、9月9日の総会で合意した2,880万バレルの生産枠を36万バレル超過している。また、生産余力はサウジを中心に日量193万バレルあると推定した。

2009年度のWTI原油価格見通しは 1バレル63.50ドルと前月から48.50ドルの大幅下方修正となった。2008年度の平均価格も101.45ドルと10.12ドル引き下げている。 2009年度のレギュラーガソリン平均小売価格は1ガロン2.37ドル、ディーゼル燃料は2.73ドル、暖房油は2.63ドルとそれぞれ前月から1.19 ドル、1.18ドル、1.17ドル引き下げた。

Posted by 直     

仏ONIGC、08/09年度の自国軟質小麦生産推定引き下げ
 [穀物・大豆]

仏穀物局(ONIGC)は12日に発表した国内穀物レポートで、2008/09年度の国内軟質小麦生産推定を前年比21.5%増の3739万トンとした。これは10月の報告での3746万トンから小幅の下方修正となる。

輸出については、欧州連合(EU)圏内での見通しを730万トンから711万トンに引き下げ、前年度の729万7000トンから減少の見方に転じた。ベルギーとオランダの販売が黒海周辺国との競争に押されて振るわないことを取り上げている。一方、圏外への出荷については前月時点での850万トンから900 万トンに上方改定。前年比83.2%増加の見方である。前月に続く一段の引き上げで、ユーロ下落から国際市場での競争力が高まり、またウクライナ産に品質問題があったことも寄与しているという。期末在庫は前年度の268万6000トンから361万8000トンに膨らむと見通している。前回報告時でみていた 396万トンから引き下げた。

2008/09年度のコーン生産推定は1433万6000トンから1541万9000トンに大きく引き上げた。前年度の1433万5000トンから7.4%増加の見方。EU内輸出見通しを前年比2.6%増の509万トンと見越しており、これは前回報告での 524万トンより削減した格好である。しかし、圏外では30万トンから45万トンに引き上げ、前年度の21万4000トンの2倍を超える。期末在庫は前年度の214万7000トンに対して304万トンになるとみている。前回報告での218万3000トンから大きく引き上げた。

Posted by 直     

11月のウガンダコーヒー輸出、25万袋に増加見通し
 [コーヒー]

ウガンダコーヒー開発局(UCDA)は12日、11月の輸出が25万袋に増える見通しを発表した。農家による 2007/08年度産放出が続いているためといい、前年同月の19.万8864袋、また前月の17万9564袋をそれぞれ上回るのをみている。UCDAによると、農家は8月に価格下落を理由に売り渋っていたが、2008/09年度の収穫が近付いていることから売却を始めた。

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世界石油需要は2030年に1億600万バレルまで増加、IEA
 [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)が12日、2008年度の世界エネルギーアウトルックを発表した。世界のエネルギー需要は 2006年から2030年の間に45%、年平均で1.6%増加すると予想。そのうち化石燃料の需要が80%を占めるという。また需要増加分の半分は中国とインドが占めるとの見方も示した。バイオ燃料をのぞく世界石油需要は年平均1%のペースで増加を続け、2007年度の日量8,700万バレルから2030 年には1億600万バレルになるとした。

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Posted by 直     

2008年11月11日(火)

価格下落続けば緊急総会の可能性も、イランOPEC代表
 [エネルギー]

イランのハティビOPEC代表は11日、ダウジョーンズのインタビューに答え、このまま石油価格が下落を続ければ OPECは12月17日に予定されているアルジェリア総会より前に緊急総会を開く可能性があるとの見方を示した。先月24日の緊急総会で合意した日量 150万バレルの減産の遵守状況については、十分に行われているとしながらも、生産を減らしても市場は依然として供給過剰の状態にあるとした。

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ブラジル中部・南部砂糖きび収穫、1日時点で前年比8.8%増
 [砂糖]

ブラジル砂糖きび生産者協会(Unica)は11日、2008/09年度の中部・南部砂糖きび圧搾が1日時点で前年同期を8.8%上回る4億1230万トンになったと発表した。Unicaによると、砂糖きびの59.4%がエタノール生産、残りが砂糖生産と用途別の比率は先月半ば時点から変わらない。この結果、1日までの砂糖生産は前年同期を4.7%下回る2260万トンという。

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ICO、08/09年世界コーヒー生産見通し据え置き
 [コーヒー]

国際コーヒー機関(ICO)は11日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の世界コーヒー生産見通しを1億 3100万袋で据え置いた。最新情報の不在を理由にしている。一方、2007/08年度の生産推定は従来の1億1775万5000袋から1億1819万袋にやや改定。この結果、2008/09年度は前年比10.8%増と前月報告より僅かに緩い伸びを見ている格好となる。

ICOは消費について1997年から2007年までの10年間に21.0%増え、2007年にはさらに2.9%増とした。2008年にはこうした伸びトレンドを維持し、1億 2700万-1億2800万袋とみている。現行の金融危機にもかかわらず伝統的な消費国で需要はとりあえず安定しているという。また、途上国や輸出国での著しい増加を挙げているが、途上国における見通しが金融危機を背景に不透明とも指摘した。

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2008/09年度世界砂糖、360万トンの供給不足見通し・ISO
 [砂糖]

国際砂糖機関(ISO)は11日に発表した四半期ごとの砂糖需給レポートで、2008/09年度は360万トンの供給不足になるとの見方を示した。従来の390万トンより少なめの需給逼迫見通しに転じた格好である。生産を1億6160万トンから1億6230万トンに改定。前年比3.8%減を見越す。欧州とインドの不作をブラジルにおける260万トン増加で補う見通しという。消費は前年度を2.4%上回る1億6590万トンに小幅引き上げた。

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Posted by 直     

中国の2008年金生産は285-300トンに、中国金協会会長
 [メタル]

中国金協会の会長は11日、北京で開かれている中国マイニング・エキスポでスピーチを行い、同国の今年度の金生産は285トンから300トンに達するとの見通しを示し、世界一の産金国になるとした。前年の生産量は271トン。

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