2010年02月19日(金)
2010/11年米大豆生産、前年比3%減見通し・USDA
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)は19日、2010/11年度の国内大豆生産が前年比3.00%減少の32億6000万ブッシェルになるとの見通しを発表した。作付が一年前より50万エーカー落ちて7700万エーカーとみる。また、イールドは44.0ブッシェルから42.9ブッシェルに低下見通しだ。
国内消費は18億2200万ブッシェルと予想しており、これは前年比較で3.9%ダウンになる。圧搾見通しが 3.78%落ちて16億5500万ブッシェル。これは2003/04年以来の低水準をみている格好だ。記録的な豊作が見込まれる南米との競争観測から大豆ミールの輸出減少予想が背景にあるという。
大豆ミールの輸出は12.00%落ち込むとした。また、大豆油の輸出は38.46%ダウンとみる。大豆の輸出見通しは前年より7500万ブッシェル少ない13億2500万ブッシェル。期末在庫は3億3000万ブッシェル、一年前の2億1000万ブッシェルから膨らむと見越す。
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2010/11年米砂糖輸入、前年比較35.93%増加見通し・USDA
[砂糖]
米農務省(USDA)は19日、2010/11年度の砂糖輸入が293万2000トンになるとの見通しを発表した。前年比35.93%増加の見方。メキシコからは一年前の2倍を超える131万5000トンを予想しており、これはメキシコで例年並みの天気となることやコーンシロップ消費増加などを前提とする。国内砂糖生産は791万5000トンになると見越す。前年比0.72%減少の見方だが、11日に発表した基準予測の 774万1000万トンを上回る。
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2009/10年度インド小麦生産、過去最高更新の可能性・政府研究者
[穀物・大豆]
インド農務省の研究者は19日に農業関連のイベントで、2009/10会計年度(4-3月)の国内小麦生産が8200万トンを超えて過去最高を更新する可能性があるとの見方を示した。冬場の天気に恵まれたことで、生産は200万-300万トン押し上げられたという。
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1月消費者物価指数は前月比0.17%上昇、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.17%上昇した。前月と同水準の伸び率であり、市場予想も下回る。一方、変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は0.14%下がった。前月からの低下は1982年12月以来で、予想外のマイナス転落だ。なお、労働省はCPIおよびコア指数のベースである都市部消費者指数の季節調整を修正しており、2009年のデータが改定。この結果、12月のCPI伸び率は速報段階での0.13%から上方修正となり、コアが0.11%から0.10%に引き下げられた。
エネルギーが2.78%上がった。9ヶ月連続プラスであり、しかも 2009年2月以来の高い伸び。ガソリンが4.40%と前月の2倍近い値上がりとなり、燃料油が7%近くアップ。しかし、ガス・電力は0.0.2%低下とほぼ横ばいだ。食品・飲料は0.22%上昇し、乳製品と果物・野菜の値上がりによるところが大きい。肉類や非アルコール飲料品、油類はより落ち着いたペースの上昇だった。
コア部分では航空運賃が2.52%落ち込んだ。昨年2月以来の大幅マイナスである。新車価格は0.54%下がった。2ヶ月連続ダウンで、しかも前月以上の低下。ホテル宿泊料金が1.28%下がった。アパレル価格は0.06%、2ヶ月ぶりの前月比マイナス。一方、医療は 0.53%上がり、教育が0.32%上昇した。
1月のCPI は前年同月と比べると2.66%上昇した。12月に2.78%と2008年10月以来の高い伸びを更新したことから、1月にペースが鈍った格好になる。コアの前年比上昇率は1.48%で、こちらは4ヶ月ぶりの低水準。
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2010年02月18日(木)
IMF、近い将来に191.3トンの保有金売却を計画
[メタル]
国際通貨基金(IMF)は18日、近い将来に保有金191.3トンの売却を計画していることを発表した。金額ベースで最高69億ドルになるという。ただ、市場の混乱を避けるために売却は段階的に行うという。
IMFは昨年11月に財政再建の一環として保有金のやく8分の1に当たる403.3トン売却を決定。これまでにインドとモーリシャス、スリランカがあわせて202トンを購入している。
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2009/10年度世界砂糖需給、940万トンの供給不足見通し・ISO
[砂糖]
国際砂糖機関(ISO)は18日、2009/10年度の世界砂糖生産が需要を940万トン下回るとみていることを発表した。2年連続の供給不足見通しになるが、ギャップは前年度の1170万トンより縮小の見方である。また、2010/11年度には供給過剰に転じる可能性があると指摘。現時点での天候シナリオに基づくと需給バランスが安定し、約100万トンと小幅にも供給が需要を上回ることも考えられるという。
ISO の2009/10年度世界生産見通しが 1億5720万トンで、これは前年比3.1%増加の見方である。需要の伸び率は生産より低い1.5%とみるが、それでも1億6660万トンに増える見方で、これは生産以上。供給不足に伴い2009/10年度の期末在庫は5310万トンと、前年度の6040万トンから縮小する見通しとなった。
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2月フィラデルフィア連銀指数17.6、予想上回る
[経済指標]
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した2月の企業景況感指数は17.6となった。前月の15.2から上昇し、市場予想も上回った。
新規受注が22.7だった。前月の3.2から大幅アップで、2004年9月以降最高になる。出荷は前月の11.0から19.7に上昇し、これは2007年1月以来の高水準だ。雇用は7.4となった。前月の6.1を上回り、2007年10月以来の高水準。在庫は3.2となり、2007年10月から今年1月まで続いたマイナス圏での推移にブレーキがかかった。反面、受注残がマイナス7.5と3ヶ月ぶりにゼロを割り込んでいる。
生産コストを示す支払い指数が32.4となった。前月の33.2に比べて低い。販売価格を示す受取り指数は前月より1ポイント上がって3.7で、2008年9月以来の高水準になる。
向こう6ヶ月の見通しを表す指数は35.8だった。前月の43.3を下回り、2009年4月以来の低水準だ。新規受注が44.6から41.3にダウン。受注残は14.1で、前月の17.4より低い。雇用も僅かに下がって13.8。しかし、出荷は51.0と2009年6月以降最高だった。在庫が10.2から 15.4に上昇。2004年2月以来、ちょうど6年ぶりの高水準になる。設備投資は前月の16.8に対して2月が26.0。2007年3月以来の高水準だ。
支払い価格の見通し指数が1月の47.0から51.2に上がった。受取り見通し指数は26.4で、前月より11ポイント高い。両指数とも2008年7月以来の高水準である。
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2010年米コーン作付見通し、100万エーカー引き上げ
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)のチーフエコノミストは18日の年次フォーラムで、 2010年のコーン作付が8900万エーカーになるとの見通しを示した。今月初めに発表した予測よ8800万エーカーを上回る見方だ。生産は前年よりやや多い132億ブッシェルと予想。これも当初見越していた129億6000万ブッシェルから上方修正した格好になる。
エタノールの生産は引き続き伸び、このため、2010年のエタノール向けコーン消費は前年より20ブッシェル増えて45億ブッシェルと見通す。これは当初見越していた44億ブッシュエルからの引き上げにもなる。コーン輸出は5%増加と予想。世界の家畜生産回復見通しが背景にあるとした。
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失業保険申請件数は前週から3.1万件増加、予想も上回る
[経済指標]
米労働省が発表した2月13日までの週の失業保険新規申請件数は前週比3万1000件増の47万3000件となり、市場予想を上回った。前週に2009年 7月11日までの週以来の大幅減少したのからプラス転換である。なお、前週の申請件数は速報の44万件から44万2000件に上方修正された。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は13日時点で46万7500件だった。前週の46万9000件(修正値)から2週連続の減少。
2月6日時点の失業保険継続受給件数は456万3000件となった。前週分が速報の453万8000件からか456万3000件に上方修正。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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