2007年09月24日(月)
ABARE、世界金価格見通しを6月から引き上げ
[メタル]
豪農業資源経済局(ABARE)は24日、四半期ごとの商品レポートを発表した。07年度の世界金製品需要は3,246トンと6月の3,053トンから大幅に上方修正、08年度は3,358トンとやはり前回の3,140トンから大きく引き上げられた。中東やインド、中国などの経済成長に伴う宝飾需要の伸びが全体を牽引するという。
一方、鉱山からの生産は07年度が2,530トン、08年度が2,606トンと、6月の2,548トン、2,631トンからそれぞれ下方修正された。07年度は中国とインドネシアの生産増が南アフリカの減産量を上回り、前年比では2%生産が増加する。豪州国内の生産は07年度が251トン、08年度が254トンと前回推定の252トン、270トンからそれぞれ引き下げられた。公的機関の保有金売却は07年度が420トン、08年度が380トンと6月の推定から変わらず。生産者のディヘッジングは07年度が380トンと6月推定の300トンから引き上げ。08年度は200トンに据え置いた。価格見通しは07年度が1トロイオンス675ドル、08年度が685ドルと、それぞれ6月の推定から5ドルずつ引き上げられた。
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