2008年04月16日(水)
3月住宅着工件数は前月比11.91%減、予想大きく下回る
[経済指標]
米商務省によると、3月の新規住宅着工件数は年率換算で94万7000戸となった。1991年5月以来の100万割れで、同3月以来、ちょうど17年ぶりの低水準。市場予想も大きく下回った。2月分は速報段階での106万5000戸から107万5000戸に改定され、このため3月の前月比は11.91%減少。3月を市場別にみると、中西部で21.43%と最もきつい落ち込み。次いで、中西部12.61%減、北東部8.49%減少だった。西部は5.74%のマイナス。住宅タイプ別では一戸建てが5.69%、5世帯以上の集合住宅は24.70%それぞれダウン。前年比は全体で36.49%減少した。
先行指標となる建築許可件数は92万7000戸だった。1991年4月以来の低水準で、こちらも市場予想を下回る。前月比較は5.79%のマイナス。これで 10ヶ月連続減少した。ただし、建築許可は市場別でまちまち。減少したのは西部と中西部で、20.00%、10.64%それぞれダウン。一方、北東部で 3.85%増え、南部では0.40%と僅かながらも増加。タイプ別では一戸建てが6.19%減少。集合住宅のうち5世帯以上が4.03%ダウン、2-4世帯になると1割を超えるマイナスだった。3月の建築許可は前年同月を40.29%下回った。
Posted by 直