2008年04月29日(火)
4月消費者信頼感指数は62.3に低下、予想は上回る
[経済指標]
米有力シンクタンクのカンファレンス・ボードによると、4月の信頼感指数は62.3となった。3月の65.9(修正値)から4ヶ月連続低下。しかし、市場予想は上回った。現状指数は前月の90.6(同)から80.7に下がった。一方、向こう半年後を占う期待指数が50.1となり、前月の47.9(同)より若干高い。
カンファレンス・ボードの調査担当者は、信頼感指数の一段の下落に起因したのが現状指数の落ち込みと指摘し、1-3月期の景気減速が4-6月期にも継続しているだけでなく、弱含みのペースが速まっている可能性があると述べた。
また、ガソリン価格の上昇でインフレ見通しがハリケーンカトリーナ後に記録した最も弱気な水準に達したともコメント。向こう6ヶ月間で休暇の計画をしてきる向きは30年ぶりの低水準となり、これも物価上昇のサインという。
さらに、将来の景気や労働市場に関しても消費者の悲観ムードは続いていると述べ、期待指数はほぼ横ばいとみなしていることを記している。
この調査は全米5,000世帯に対する聞き取り調査の形で行われる。本日発表した結果は22日までに集計したデータに基づいたもの。
Posted by 直