2010年02月01日(月)
12月個人消費支出は前月比0.22%増加、予想にやや届かず
[経済指標]
米商務省によると、2009年12月の個人所得は前月比0.36%増加した。6ヶ月連続プラス。前月の伸び率より若干低いが、市場予想は上回った。なお、11月は速報で0.41%増だったのから0.50%増に改定となった。
給与が0.14%増え、年金などが0.09%それぞれ増加した。いずれも前月から伸び悩み。資産所得は前月と同じ0.57%アップとなった。利子は0.02%と僅かにも増えて3ヶ月連続の前月比プラス。配当収入は1.78%増と6ヶ月続けて前月を上回った。
可処分所得が0.41%増加した。これも7月から連続アップで、ただ11月より低い伸びだった。
個人消費支出は0.22%増加した。3ヶ月連続アップだが、プラス幅は前月の0.68%(修正値)の半分以下である。市場予想にも届かなかった。耐久財が 0.04%増と前月から著しい伸び悩み。非耐久財は0.58%減少、5ヶ月ぶりのマイナス転落だった。サービスは0.52%アップで、これは前月以上の増加になる。
貯蓄率は4.78%となり、11月の4.55%(修正値)より高い。
物価指標となる個人消費支出物価指数(PCE Index)は前月比0.10%上昇した。前月の伸び率が速報の0.25%から0.26%に改定で、12月の上昇ペースは大きく鈍化。反面、エネルギーと食品を除いたPCEコアは0.07%上がり、これは前月の0.01%より高い伸び。前年比較では、全体指数が2.15%上がり、コアは1.47%高い。いずれも前月から上昇ペースが速まった。
Posted by 直