2010年02月03日(水)
1月ISMサービスは50.5に上昇、予想はやや下回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、1月の非製造業(サービス)NMI指数は50.5だった。季節調整の年次修正に伴い、昨年12月の指数が速報の 50.1から49.8に改定となったことから、1月は小幅ながらも3ヶ月ぶりに好不調の分岐点 50を超えた格好になる。もっとも、市場の事前予想はやや下回った。ビジネス指数は前月の53.2(修正値)から52.2に低下した。
なお、非常製造業のNMIとビジネスのほか、新規受注、雇用、価格各指数が過去に遡って改定となった。
NMI指数が改善した一方、1月にビジネスの伸びを報告した産業は公益や情報関連など4つだけだった。前月の7つからダウン。逆にビジネス不振だった産業は9から11に増えた。ISMは業者からのコメントについて慎重姿勢を残しながらも前向きと評価している。
活動別にみると、新規受注が前月の52.0から54.7に上がり、これは2007年10月以来の高水準だ。しかし、受注残は前月より2.5ポイント下がって 45.5で、これは5ヶ月ぶりの低水準である。輸出用受注は前月と同じ46.0だった。雇用は44.6。2008年1月から50を下回っての推移を続けており、しかも1月は前月から1ポイント上昇した。在庫は46.5となり、前月に2008年8月以来で50台を回復したのが再び大台を割り込んだ。価格指数は一ヶ月前の59.6に対して61.2。昨年8月以来で60台に乗せた。
Posted by 直