2010年02月16日(火)
2月ニューヨーク連銀指数24.91、予想上回る
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した2月の製造業景況感指数は24.91となった。1月の15.92から上昇して、昨年10月以来の高水準。市場予想も上回った。
雇用が前月の4.00に対し、2月は5.56と昨年8月以来の高水準だ。在庫がゼロ。2008年9月から続いたマイナス圏での推移が一服した格好になる。受注残は2.67から2.78に上昇し、これは2007年10月以降最高を更新した。一方、新規受注が一ヶ月前に 20.48だったのから8.78に落ち込んだ。出荷も前月の21.07を下回る15.14。納期はマイナス6.94と昨年8月以来の低水準となった。
生産コストを示す支払い指数が前月の32.00より若干低い31.94だった。反面、販売価格を表す受取り指数は2.67から4.17にアップ。これは2008年11月以来の高水準を更新だ。
6ヶ月先の期待指数は52.78となった。前月に56.00だったのから低下。しかし、活動別ではまちまちである。下がったのが設備投資で、前月の33.33 から27.78にダウン。テクノロジーだけでも投資は前月の13.33に対して2月は12.50。受注残は前月の半分以下になる11.11で、これは昨年 10月以来の低水準だ。反面、新規受注と出荷はいずれも前月より高い55.56。受注が2006年2月以来、出荷は2006年1月以来の高水準だ。雇用は 27.78と3ヶ月ぶりの高水準。在庫は5.33から12.50に上がり、2008年2月以降最高となった。
物価見通しに関すると、支払いが50.00と前月の54.67より低い。受取りは前月の20.00からやや上がって20.83。
Posted by 直