2006年12月01日(金)
春先の原油高がコアインフレに影響、シカゴ連銀総裁
[要人発言]
シカゴ連銀のモスコウ総裁は1日、ウィスコンシン州の大学で講演を行い。最近のデータはインフレが沈静化するとの見方に反していないが、依然として追加利上げの必要性は残っていると発言した。製造業の落ち込みを示すデータが続いているが、現時点では景気鈍化のリスクよりもインフレが加速するリスクの方が高いと、従来の主張を繰り返した。
住宅市場に関しては、経済全体を見れば、住宅以外の95%は堅調に推移しており、住宅の落ち込みが他に波及することはないと指摘。雇用も長期的に持続可能なペースで伸びており、労働生産性も堅調と、景気の見通しについては楽観的な姿勢を維持している。もっとも中西部に関しては、自動車産業の落ち込みが最大のリスクと警戒感を示している。
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追加利上げの可能性は残っている、フィラデルフィア連銀総裁
[要人発言]
フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は1日、連銀主催の会議後に記者の質問に答え、インフレの抑制はFEDの重要な目標であり、依然として追加利上げの可能性は残っているとした。コアインフレがこの先沈静化することを望んではいるが、まだその兆候は表れていないという。
朝方発表されたISM製造業指数が前月から大きく落ち込んだことについては、一つの数字だけではトレンドは生じないと、単月の数字を強調し過ぎないよう市場を牽制、金融政策の決定は、幅広いデータを分析した上で下すとした
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2006年11月29日(水)
為替水準はそれほど重視しない、スタークECB理事
[要人発言]
ECBのスターク理事は29日、為替市場におけるユーロの水準はECBによる金融政策決定の検討事項の一つに過ぎないとの見解を示した。中長期的な経済成長を見るべきで(短期的な)為替水準はそれほど重要ではないと言う。
世界的なインフレ圧力に懸念を示した上で、欧州圏には依然として相当な流動性があり、価格上昇リスクには真剣に取り組まなければならないと主張した。
Posted by 松
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