2006年12月05日(火)
OPECの減産タイミングを批判、IEA議長
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)のマンディル議長は5日、ヒューストンの会議でスピーチを行い、冬季の暖房需要を見極めることが難しいこの時期にOPECが減産を決定するのは、「不幸なこと」と非難した。高すぎるとの指摘がある米国の在庫については、冬を前にして極めて妥当とし、水準はそれほど高くないという。サウジのヌアイミ石油相が供給過剰に懸念を示していることについても、「その割には価格が高すぎる」とこれに反論。また、インドや中国といった途上国の在庫は極めて低いとも付け加えている。
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OPEC11月産油量は前月から110万バレル減少
[エネルギー]
タンカー調査ペトロロジスティクス社の最新推定によると、11月のOPEC産油量は日量2,740万バレルと10月から110万バレル減少した。速報からは20万バレル引き上げられている。
生産減少は10月の緊急総会で120万バレルの減産を決定したことを受けたもの。
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06/07年度大豆生産は前年比6.4%増、アグルーラル
[穀物・大豆]
ブラジルの農業コンサルタント、アグルーラルの最新推定によると、06/07年度大豆生産は5,680万トンと前年比で6.4%増加する。前月の推定から90万トン引き上げられた。
国内生産3位のリオグランデで生育に適した天候が続いたのが、引き上げの主な要因。一方、最大生産州であるマットグロッソ北部で乾燥気候が続いており、来月の推定では見通しが引き下げられる可能性があるという。
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ISMサービスは予想以上、製造業受注は弱い
[経済指標]
ISMサービスは予想以上に強くなりました
ドルにもようやく買い戻しが入ったようです
詳細はこちら
非製造業 | 06年11月 | 06年10月 | 市場予想 | |
ISM非製造業指数 | 58.9 | 57.1 | 55.5 | |
06年10月 | 前月比 | 06年9月 | 市場予想 | ||
製造業新規受注 | 390332 | ↓4.71% | ↑ 1.74% | ↓4.0% | |
>運輸除く | 330529 | ↓0.84% | ↓3.08% | ||
>防衛除く | 380606 | ↓3.56% | ↑ 0.85% | ||
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7-9月期単位労働コストは大幅下方修正
[経済指標]
労働生産性はそれほど弱気ではありませんが、
単位労働コストの下方修正は予想以上です。
詳細はこちら
これでまたドル安が進みそうな・・・
06年3Q | 前期比 | 速報値 | 06年2Q | 市場予想 | |
労働生産性 | ↑ 0.2% | ↓0.0% | ↑ 1.2% | ↑ 0.5% | |
単位労働コスト | ↑ 2.3% | ↑ 3.8% | ↓2.4% | ||
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2006年12月04日(月)
インフレに対する警戒を緩めるべきでない、ECB理事
[要人発言]
トリシェECB総裁と理事を務めるオルドネス・スペイン中銀総裁は4日、ユーロシステムとラテンアメリカ諸国の中銀関係者向けのセミナー後に記者会見を開いた。
総裁は為替市場について、過剰な変動は経済成長にとって好ましくないと、警戒感を示した。また経済のグローバル化によって工業製品の輸入価格は下落したが、それによって石油をはじめとした商品に対する需要が増加し全体的な価格を押し下げていると指摘している。7日の理事会における追加利上げの可能性についてはコメントを避けた。
オルドネス理事は、他の途上国に比べ経済成長が穏やかなのにも関わらず、中南米諸国の外貨準備が増加しているとの認識を示した。また、中央銀行はインフレリスクに対する警戒を緩めてはいけないと、従来の主張を繰り返している。
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市場は依然として供給過剰、OPEC議長
[エネルギー]
OPECのダウコル議長は4日、会議出席のため訪問中のアブダビでインタビューに答え、OPECの減産にもかかわらず市場は依然として供給過剰状態が続いており、今月14日に開かれる総会では追加減産を決定する必要があるとの見解を示した。
原油価格は上昇しているが、ドルが下落する中での上昇であり、我々はそれに惑わされることはないと、最近のドル安に警戒感を表明。その上で、米国経済は60ドルを超える価格水準下でも十分に成長できると、原油高騰が景気に悪影響を与えていないことを強調した。また、現在OPEC諸国の生産余力は日量200万バレルを超えているという。
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目先の景気見通しは変わっていない、シカゴ連銀総裁
[要人発言]
シカゴ連銀のモスコウ総裁は4日、CNBC.comのインタビューに答え、先週製造業の落ち込みを示す指標が相次いだことを受け、自身の見通しが変わることはないとの見解を示した。労働生産性の伸びや低い失業率、米国外の需要の強さなどが景気を下支えするという。2007年度の経済成長は年2.8%と予想、先週のデータも予想の範囲を外れるものではないとした。
インフレについては、今後一年間で幾らかは下がってくると予想、最近の物価指標は正しい方向を示していると、これまでの主張を繰り返した。
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