2025年06月17日(火)
IEA、世界石油需要見通しを前月から僅かに引き下げ
国際エネルギー機関(IEA)は157に発表した月報で、2025年の世界石油需要が前年比で日量72万バレル増加するとの見通しを示した。前月から僅かに下方修正した。4-6月期の米国や中国の需要が低調だったことが背景にある。2026年の需要の伸びは74万バレルの増加と、こちらも小幅の下方修正。景気に対する厳しい見通しはクリーンエネルギーへの移行が進むことが主な要因とされている。
世界石油生産は、5月に日量1億500万バレルと前月から33万バレル増加した。前年同月比では、180万バレルの増加となる。増加は減産方針の縮小を開始したOPECプラスと、非OPECプラス産油国が、ほぼ半分半分の割合を占めている。2025年の生産は日量1億490万バレルと、前年比では180万バレルの増加、2026年には110万バレル増加するとした。このうち非OPECプラスの生産は2025年に140万バレル、2026年に84万バレル増加する。
製油所稼働は2025年の平均で日量8,330万バレル、2026年が日量8,370万バレルと、共に前年から46万バレル増加すると予想されている。前月からは小幅の上方修正となった。5月の精製マージンは2024年1-3月以来の高水準を記録したが、6月前半には原油の急騰を受けてマージンは低下した。
世界の石油在庫は、4月に77億1,700万バレルと、前月から3,210万バレル、3ヶ月連続で増加した。非OECD諸国の原油在庫の積み増しが背景にある。世界在庫は2月以降、日量100万バレルのペースで積み増しが進んでいるが、依然として前年比では9,000万バレルの減少となる。OECD諸国の在庫は900万バレル減少、前年を9,700万バレル下回る水準にある。速報データによると、5月は在庫の積み増しが加速したという。
Posted by 松 6/17/25 - 08:22



