2006年12月13日(水)
ファンダメンタルズは大きく改善、サウジ石油相
[エネルギー]
OPEC総会出席のためナイジェリア入りしたサウジのヌアイミ石油相は13日、記者のインタビューに答え、10月の緊急総会における減産決定によってファンダメンタルズは大きく改善しており、当時の判断は正しかったとの見解を示した。また、市場は安定に向かっているとも述べた。
また直前に発表された国際エネルギー機関(IEA)のレポートによると、消費国の石油在庫は5,000万バレルの取り崩されており、原油価格を押し下げる懸念は和らいだという。一方、状況はかなり良くなったが、我々はもっと良くしなければならないと、現状に満足しているわけでは決してないことも強調している。ここ数日の価格下落については、市場は以前よりかなり回復しており、価格をそれほど懸念しているわけではないとした。ヌアイミ石油相は以前から、減産は価格水準ではなく、需給バランスをもとに決定すると主張している。
追加減産の可能性については、総会で全ての加盟国閣僚と協議し、データを分析した上で、必要ならば適切な行動を取ると述べるにとどめた。
Posted by 松