2006年12月26日(火)
石油を武器と使用する権利を有する、イラン石油相
[エネルギー]
イランのハマネイ石油相は26日、週末に国連安保理が同国に対する制裁決議案を採択したことについて、過去の制裁に照らし合わせても、石油業界の発展に大きな影響を与えるとは思えないと、イランへの打撃はないとの見解を示した。石油輸出契約は今後締結されるものも含め遵守されるので、石油輸出が中断するといった心配をする必要もないという。
イランは既に石油関連機器の輸入を制限されており、既に契約が完了し代金の支払いを済ませているものでさえ輸入できないという。また石油開発のためも資金調達も、銀行がイランとの契約を拒否しているためままならないとし、制裁が石油開発を遅らせる可能性は認めている。
石油相はまた、イランは石油を武器として使用する権利を最後の手段として有していると改めて強調、一方でそのような必要性はまだ浮上していないとも述べている。
Posted by 松