2008年11月04日(火)
インド主要生産地での製糖作業、08/09年度は前年割れで開始
[砂糖]
インドの主要砂糖生産地では10月に始まった2008/09年度の製糖量が前年同期を大きく下回っていることが報じられている。モンスーンが長引いていることや、10月最終週にヒンズー教の休みが重なり人手不足が生じたために砂糖きびの圧搾作業が遅れているのが要因という。
マハラシュトラ州の砂糖組合幹部によると、州内の砂糖きびは2週間の遅れとなっており、このため年初からの砂糖生産は前年時の3分の 1にとどまる5万トンとなっている。圧搾を始めた製糖所の数も一年前に45だったのに対し、今年度は現時点で22という。ただ、今シーズンは砂糖きびからのイールドが高いことから、最終的な砂糖生産は事前見通しの570万トンを上回り600万トンになるとの見方も示している。
ウッタールパラデシュ州の砂糖きびは今月7日にスタートと地元組合の幹部が伝えた。価格を巡って農家と製糖所に摩擦が生じていることも、さらなる影響を及ぼしていると指摘している。
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