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2010年02月17日(水)

1月住宅着工件数は前月比2.78%増、予想も上回る
  [経済指標]

米商務省によると、1月の新規住宅着工件数は年率換算で59万1000戸だった。前月比2.78%増加し、昨年7月以来の高水準。市場予想も上回った。なお、12月の着工件数が速報の55万7000戸から57万5000戸に改定となり、11月分は従来推定より1000戸少ない57万9000に下方修正である。

市場別では中西部以外揃って前月比プラスとなった。北東部で10.00%と最も高い伸びとなり、着工件数は6万6000戸と4ヶ月ぶりの高水準だ。西部は8.93%増の12万2000戸であり、昨年8月以降初めて12万戸台に乗せた。南部は0.97%アップ。31万2000戸に増え、これは2008年11月以降最高だ。中西部が3.19%、2ヶ月連続ダウン。この結果、9万1000戸で昨年5月以来の低水準となった。前年比較すると北東部の73.68%増をはじめ、中西部や南部も増加。しかし、西部だけが11.59%減少だった。全体で21.11%増加。住宅タイプ別にみると、一戸建てが前月比1.47%、5世帯以上の集合住宅は17.65%それぞれ増加。前年比だと一戸建てが35.57%のプラスとなり、反面、5世帯以上の集合住宅着工は15.25%落ちた。

先行指標となる建築許可件数は前月比4.90%減少し、3ヶ月ぶりのマイナス転落となった。それでも62万1000戸と市場予想より多い許可件数である。

中西部で20.18%落ち込み、昨年5月以降最低となる9万1000戸だった。北東部では17.78%ダウン。昨年7月以来の前月割れとなる。南部で 1.25%減少。西部では8.53%増え、14万戸と2008年11月以来の高水準だった。前年比は4市場揃って増加し、全体で16.95%アップになる。北東部と西部は2割を超える伸びだった。住宅タイプ別の建築許可は、一戸建てが前月比0.40%増となるも、集合住宅になると2-4 世帯は横ばい、5世帯以上が26.15%減った。前年比は一戸建てが48.25%増だが、集合住宅は2-4世帯と5世帯ともにダウン。

Posted by 直   

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