2010年02月26日(金)
2月中古住宅販売505万戸、予想外の前月比マイナス
[経済指標]
全米不動産協会によると、1月の一戸建てとコンドミニアムあわせた中古住宅販売は年率換算で前月比7.17%減の505万戸となった。予想外の2ヶ月連続ダウンで、昨年6月以来の低水準である。なお、協会は季節調整の年次修正を行い、2009年のデータを全面的に改定した。
全ての市場が前月比マイナスだった。最も減少がきつかったのが北東部で10.87%。昨年6月と同じ82万戸に減った。南部では187万戸となり、昨年8月以来で200 万戸を割り込んだ。中西部の販売が108万戸で、これは昨年4月以降最小。西部の販売は4ヶ月ぶりの低水準の128万戸だ。
1月の住宅販売は前月比マイナスも、前年同月と比較すると11.48%増加した。北東部の 22.39%増をはじめ、全ての市場で前年を上回っている。
住宅ストックは前月比0.55%減の326万5000戸だった。ただ、販売がうより大きな減少だったため、ストック/販売比率は7.8ヶ月と前月の7.2ヶ月(修正値)から上昇。4ヶ月ぶりの高水準になる。
販売価格は中央値で16万4700ドルだった。前年比横ばいであり、前月からは3.40%低下である。4市場のうち北東部だけが一年前から上昇し、ほかの市場は下がった。西部の5.79%が最も大きな値下がりだ。平均値にすると西部を除く3市場が前年を上回り、全体で2.61%高い。
Posted by 直