2007年02月07日(水)
OPEC追加減産の鍵は価格動向が握る、リビア石油代表
[エネルギー]
リビア国営石油のガーネム代表は6日、ダウジョーンズのインタビューに答え、OPECは3月に開く定例総会で追加減産の是非を協議する意向を明らかにした。加盟国の間では在庫の高さが依然として懸案事項となっているとする一方、決定の鍵は価格動向が握っているとも述べた。3月の総会は需要が低下する4-6月期を前に開かれるが、その時点で1バレル60ドルに近い水準を維持しているようなら、減産の必要はないという。
市場は依然としてやや供給過剰状態にあるが、バランスを取る方向に向かっていると指摘。また、最近の原油価格は2月から実施されている日量50万バレルの追加減産が下支えの一因となっているとした。また、今後核開発を巡りイランと西欧諸国の緊張が高まれば価格は更に上昇するとも述べた。
6日にはナイジェリアのダウコル石油相もコメントを出しており、3月総会での協議は2月1日からの減産の成果を確認してから行われると、現時点での判断を避ける発言をしている。
Posted by 松