2007年02月01日(木)
日量5.7万バレルの追加減産を開始、ベネズエラ石油相
[エネルギー]
ベネズエラのラミレス石油相は1日、昨年12月にナイジェリアで開かれたOPEC総会での決定に基づき、日量5万7,000バレルの追加減産を開始したことを明らかにした。これまでの減産分を受け持っていたオリノコ河流域の重質油のほか、国営のPdVSAがシェブロンと運営しているボスカン油田の生産も削減したという。オリノコ河流域には日量60万バレルの生産能力があるが、生産は50万バレルを下回っている。また、オリノコ河プロジェクトの国有化は、今後数ヶ月以内に完了するとの見通しも述べた。
Posted by 松
OPEC輸出は日量5万バレル減少、オイルムーブメント
[エネルギー]
タンカーサービスのオイルムーブメント社によると、2月17日までの4週間のOPEC輸出量は日量2,449万バレルと前4週から5万バレル減少する。減少は季節要因によるところが多く、暖房需要が上乗せされた冬季の出荷分はほぼ終了したという。またOPECの減産は依然として日量60万バレル程度に止まっており、2月1日から実施される予定の追加減産の影響は、出荷にほとんど表れていないという。
Posted by 松
1月ISMは大幅低下、50の節目を割り込む
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)が発表した製造業指数は49.3と前月から大幅に低下、
好・不況の分岐点とされる50を割り込んだ。
詳細はこちら
Posted by 松
輸出成約:小麦56.1万トン、コーン79.9万トン、大豆68.2万トン
[穀物・大豆]
米農務省が発表した週間輸出成約は小麦が前週の2倍以上に増加、
大豆も36.6%増加した一方、コーンは19.5%減少した。
小麦、コーンは市場の予想範囲内、大豆は予想以上に好調な結果となった。
詳細はこちら
1月25日 | 今年度 | 次年度 | 合計 | 前週比 | 市場予想 | |
小麦 | 560.5 | 0.0 | 560.5 | ↑ 127.8% | 350.0 〜650.0 | |
コーン | 797.3 | 1.5 | 798.8 | ↓19.5% | 600.0 〜1000.0 | |
大豆 | 677.7 | 4.7 | 682.4 | ↑ 36.6% | 450.0 〜650.0 | |
大豆ミール | 160.5 | 0.8 | 161.3 | ↑ 368.9% | 25.0 〜125.0 | |
大豆油 | 37.3 | 0.0 | 37.3 | ↑ 1521.7% | 0.0 〜30.0 | |
綿花(アップランド) | 177.8 | 0.0 | 177.8 | ↓24.2% | ||
Posted by 松
個人消費は前月比0.7%増、市場予想の範囲内
[経済指標]
米商務省が発表した12月の個人所得は前月比0.55%増、個人消費支出は同0.71%となった。
個人所得はやや強めだったが、ほぼ市場予想の範囲内に収まった。
詳細はこちら
06年12月 | 前月比 | 市場予想 | ||
個人所得 | 11147.5 | ↑ 0.55% | ↑ 0.5% | |
個人消費支出 | 9491.1 | ↑ 0.71% | ↑ 0.7% | |
貯蓄率 | ▲1.20% | ↓ 0.17 | ||
個人消費価格指数(PCE) | 115.294 | ↑ 0.36% | ||
Posted by 松
失業保険申請件数は30.7万件、市場予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した1月27日までの週の失業保険新規申請件数は
30万7,000件と前週から3万件減少、市場予想を下回った。
詳細はこちら
1月27日 | 前週比 | 1月20日 | 市場予想 | ||
新規申請件数 | 307.00 | ↓ 20.00 | 327.00 | 315.00 | |
4週平均 | 304.75 | ↓ 4.50 | 309.25 | ||
Posted by 松
米企業解雇予定数は前月比15.3%増
[経済指標]
米人材派遣サービス大手のチャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社が
発表した1月の米企業解雇予定数は6万2,975名と前月から15.25%増加した。
前年1月からは39%減少している。
Posted by 松
国内バイオ燃料需要増でブラジル大豆輸出伸び悩みも
[穀物・大豆]
ブラジル油種加工業協会(ABIOVE)の広報担当者は31日、ダウジョーンズ社のインタビューに答え、国内バイオディーゼル燃料需要の増加によって同国の大豆輸出が伸び悩む可能性を示唆した。
07/08年度のバイオディーゼル目的の大豆油需要は25万トンと推定されているが、これを上回る消費があれば輸出に影響を与える可能性があるという。ABIOVEは07/08年度大豆輸出を2,550万トンとしている。もっとも、現在大豆の収穫が順調に行われていることもあり、輸出に影響がでないこともあるという。同国では2008年度からディーゼル燃料にバイオ燃料を2%混入することが義務付けられており、今後バイオ燃料の需要が急増すると見られている。
Posted by 松
2007年01月31日(水)
OPECの天然ガス版は実現困難、カタール石油相
[エネルギー]
カタールのアティーヤ石油相は31日、カタールTVで現在の原油価格低迷を懸念すると発言した。暖冬の影響もあり、市場を供給で溢れさせないようにしなければ、需給の不均衡を引き起こすと、減産の重要性を強調した。また、イランが天然ガスの分野でもOPECのようなカルテルを呼びかけていることについては、天然ガスは25年といった長期契約が基本で、法律上の観点からも難しいとの認識を示した。
Posted by 松
中国に対し人民元の柔軟性を求める、米財務長官
[要人発言]
ポールソン米財務長官は31日、上院銀行委員会で証言を行い、今後も中国に対し人民元の柔軟性を求めていく考えを明らかにした
中国が05年7月に人民元の変動に柔軟を持たせる方針を打ち出し、その後自由度が高まっていることには一定の評価を示したが、そのペースは極めて遅いと指摘。中国政府が今後更に迅速に動くことがあったとしても、十分なものとはならないだろうとした。また、残り2年の任期中の大きな目標として、人民元の完全変動相場制への移行を推し進めるよう中国政府に働きかけを続けることを挙げた。
Posted by 松
在庫統計は原油、ガソリンが予想以上の大幅積み増し
[エネルギー]
米エネルギー省が発表した石油在庫統計によると、原油、ガソリン在庫は
前週からそれぞれ268万、382万バレル増加、市場予想を大きく上回る弱気の結果となった。
一方、暖房油を含む留出油は265万バレルの取り崩しとなっている。
詳細はこちら
1月26日現在 | EIA発表 | 前週比 |
原油在庫 | 324927 | ↑ 2684 |
ガソリン在庫 | 224614 | ↑ 3819 |
留出油在庫 | 139977 | ↓ 2648 |
製油所稼働率 | 87.06% | ↓ 0.32 |
Posted by 松
12月建設支出は0.5%減と市場予想下回る
[経済指標]
米国勢調査局が発表した12月の建設支出は前月比0.44%減と市場予想を下回る結果となった。
住宅建設の落ち込みが激しく、全体を押し下げている。
詳細はこちら
06年12月 | 前月比 | 06年11月 | 市場予想 | ||
建設支出 | 1177659 | ↓0.45% | ↑ 0.13% | →0.0% | |
Posted by 松
1月シカゴPMIは48.8と予想外の大幅低下
[経済指標]
1月のシカゴPMIは48.8と予想外の大幅低下となった。
詳細はこちら
07年1月 | 06年12月 | 市場予想 | ||
総合指数 | 48.8 | 51.6 | 52.0 | |
Posted by 松
10-12月期雇用コスト指数は市場予想下回る伸びに止まる
[経済指標]
労働省が発表した10-12月期の雇用コスト指数は前期比0.78%上昇と
市場予想を下回る低い伸びとなった。
詳細はこちら
06年4Q | 前期比 | 市場予想 | |
雇用コスト指数 | ↑ 0.78% | ↑ 1.0% | |
>給与 | ↑ 0.78% | ||
>福利厚生 | ↑ 1.07% | ||
Posted by 松
10-12月期GDPは3.5%成長と予想を上回る
[経済指標]
商務省が発表した06年10-12月期GDPは前期比3.5%と市場予想を
上回る伸びを見せた。
詳細はこちら
06年4Q | 06年3Q | 市場予想 | ||
実質国内総生産 | ↑ 3.47% | ↑ 1.96% | ↑ 3.0% | |
個人消費 | ↑ 4.41% | ↑ 2.82% | ||
国内投資 | ↓11.03% | ↓0.75% | ||
物価指標 | ||||
>GDPデフレーター | ↑ 1.54% | ↑ 1.88% | ↑ 1.6% | |
>個人消費支出価格指数(PCE) | ↓0.79% | ↑ 2.35% | ||
Posted by 松
ADP雇用レポートは15.2万人増
[経済指標]
雇用サービス大手のADPが発表した1月の民間雇用数は
前月比で15.2万人増加した。
2日に発表される労働省の雇用統計の予想平均は15.0万人、
政府雇用の分が差し引かれていることを考えると強めの数字と言えそうだ。
詳細はこちら
07年1月 | 前月比 | 06年12月 | |
非農業民間雇用数 | 114513 | ↑ 152 | ↓ 40 |
Posted by 松
インド石油輸入は前年比14.9%増
[エネルギー]
インド政府筋は31日、ダウジョーンズ社のインタビューに答え、同国の2006年度(4月-3月)石油輸入は12月末時点で8,310万トン(日量221万バレル)と前年比で14.93%増加した。石油製品への国内需要増が主な要因。 (表の単位は1,000トン、日量換算は1,000バレル)
06年12月 | 前年比 | 日量換算 | 年初来(06年4月) | 前年比 | 日量換算 | |
原油輸入 | 9100.0 | ↑ 3.4% | 2151.7 | 83100.0 | ↑ 14.9% | 2215.0 |
石油製品輸入 | 1540.0 | ↑ 65.6% | 13100.0 | ↑ 21.2% | ||
Posted by 松
【 過去の記事へ 】